彼女たちの犯罪 4話/ネタバレ感想/考察 席替えへの序章

この記事は以下の内容を含みます。

各話のネタバレはありますが、結末は明かさずに考察を楽しめるようにしてあります。

  • 原作を踏まえた登場人物の深堀り
  • これまでの物語の時系列の整理
  • あらすじ
  • 感想/考察

今回の4人目となる登場人物の深堀りは外科医:神野智明。

序盤から既婚者を明かさずに繭美と付き合い始めるトンデモ男っぷりです。

1人目はコチラ ➡彼女たちの犯罪 1話/ネタバレ感想/考察 原作と違う展開?

2人目はコチラ ➡彼女たちの犯罪 2話/ネタバレ感想/考察 智明の臙脂(えんじ)色のネクタイ

3人目はコチラ ➡彼女たちの犯罪 3話/ネタバレ感想/考察 浮気を泳がせる理由

5人目はコチラ ➡彼女たちの犯罪 5話/ネタバレ感想/考察 容疑者と証拠品

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もくじ

彼女たちの犯罪 感想/考察:登場人物④ 神野智明

  • 出身:東京都
  • 家族構成:一人っ子で兄弟はいない。父・母と暮らし、父は大学病院の外科部長。父は智明を次期院長にしたいと考えている。
  • 大学時代の繭美の先輩で、野球部のキャプテンだった。

大学は繭美、理子と同じ聖花大学。

智明は大学時代から繭美に思いを寄せていた。

玉名翠とは子供のころからの幼馴染。

原作では翠が「子供の頃に智明と”お医者さんごっこ”をしたら下着の下を見られた」と彼に対する不信感も語っている。

また、大学時代に翠と交際していたが彼女の浮気でフラれた過去がある。

医学の方向に進んだのは自分の思いというよりも両親の願いに沿う形だった。

野球をしたのも親を意識してのこと。

そういった「既定路線」のような自分の人生に疑問を持つ気持ちも智明の心には残っていることが、父と職場を別々にしている理由。

父のいる大学病院に移り、院長になる「既定路線」の出世コースにも本心としては乗り気でない。

医者の妻としては似つかわしくない田舎出身の由香里との結婚は、実はそんな両親に対するささやかな抵抗でもあった。

智明の母、素子は最初は由香里を嫁に迎えることをあまり快く思っていなかった。

しかし何もできない由香里をやがて娘のようにかわいく感じるようになり、世話を焼くようになって今に至る。

原作では、智明と由香里の結婚にはそういった側面があった。

※4話で由香里の過去や母親像が原作とは異なる点が出てきたので、ドラマ上の描写は相違点がありそうです

(ちなみに素子が由香里の出産にこだわるのは実は圧力をかけていたワケではない。自身も智明一人しか産めなかったことに後ろめたさがあり、妊娠できない由香里を不憫(ふびん)に思っていたため。しかし由香里には圧力になっていた)

大学時代、学園祭の日を境に彼に思いを寄せていた後輩の熊沢理子が突如、キャンパスから姿を消す。

智明はそのことに深く関わっている。

「彼女たちの犯罪」の物語自体を動かす根底がこの学園祭での出来事。

彼女たちの犯罪4話 :時系列の整理

ここまでの出来事の日付を古い順に並べて整理します。

2023年4月27日

この頃、彼女たちはこのニュースとは無縁の日常を過ごしていた。

繭美はアパレル大手会社でその手腕を発揮する日々を送っていた。

由香里は神野家の専業主婦として、決まったルーティーンを繰り返す日々。

理子は警察となり5年の交番勤務を経て、刑事課に配属となった。

2023年5月12日

由香里がはじめて翠の家を訪れ、「神野家の使用人だね」と言われショックを受ける。

繭美が部下とトラブルを起こす。

2023年5月16日

繭美が総務課への異動を打診されるも、辞職の意を伝える。その日の夜、智明が彼女を訪ねてくる。

2023年5月17日

朝、由香里が智明の昨日着けて行った臙脂色のネクタイがないことに気づく。

繭美は彼の臙脂色のネクタイの置き忘れに気づき、智明に連絡する。

理子が探偵らしき男から智明の浮気現場の写真を入手する。

2023年5月18日

繭美は職場にネクタイを届けに行くも、智明が既婚者であることを知る。

そのまま彼の妻を見るために自宅近くに行くと、由香里と鉢合わせてしまう。

繭美の持っていたネクタイを見て由香里は事情を確信。

繭美は逃げるも由香里に捕まってしまう。

そこに智明から由香里に電話があり、由香里が「えんじ色のネクタイを家で見つけた」伝える。

繭美は由香里に「浮気の慰謝料を取って主人とは離婚したい」ということを打ち明けられる。

2023年5月25日

由香里が翠を訪ねる。

昼から酒に酔う翠は由香里にこう告げる。

「海外に行くのは誰も私を知らない場所に行くため。私は死に場所を求めている」

「もし由香里が離婚して私が旅先から帰らなかったら、私の家も車も貯金もみんなあげるよ」

2023年5月26日

由香里が翠の自●願望に気づき、繭美も無理やり付き合わせるかたちで警察署を訪ねる。

警察から出てきた理子に繭美が気づく。

ここで初めて理子・繭美・由香里の3人が出会う。

2023年5月28日

理子・繭美・由香里の3人が翠の「自●願望」にどう対処すべきかをカフェで話し合う。

理子が「”彼女の欲しいもの・大事なもの”をひとつでも見つけることができたら、生きていけるんじゃないか」と告げる。

由香里が帰り際、理子に「私は主人と離婚する予定。今は繭美が…」ということを口にする。

2023年7月9日

由香里が1週間前から失踪。警察に届けるも手掛かりなしという出来事が起こる。

所長の指示で、刑事課の上司の上原武治と共に理子が神野家に話を聞きに行く。

2023年7月10日

3日後(7月13日)に由香里が身を投げる現場近くの食堂に、彼女自身がいた。

そしてそこに智明が訪れ、由香里と話す姿が監視カメラに映っていた。

2023年7月13日

静岡県伊東市の沖合で、神野由香里のものとされる遺体が発見される。

そのニュースを繭美はマイカーの中で、由香里はホテルのスイートルームで、理子は自宅マンションで聞く…

理子が上司の上原武治とともに、崖の現場に向かう。

2023年7月15日

由香里の葬儀が営まれる。

理子が上原とともに葬儀に訪れる。上原が智明に由香里の司法解剖について打診するが、智明はこれを断る。

また、葬儀に訪れた女性2人から、「遺影の写真がこの前、神野智明にネクタイを届けに来た妻らしき女性とは違う」という証言を得る。

2023年7月17日

理子と上原が神野家を訪れ、智明の母から由香里が翠をよく訪ねていたことを知る。

2人は玉名翠を訪ねるが留守。由香里の葬儀で「玉名」という名が芳名帳(ほうめいちょう)になかった、と上原が話す。

2023年7月18日

上原が「由香里の葬儀に、どうして彼女の母親が来なかったのか」について疑問を持っていることを口にする。

唯一の友人だった翠も消息不明であり、由香里の身が「孤独すぎて謎だ」とも。

2023年7月19日

上原が三重県の由香里の母の住むアパートを訪れるも、留守。

ポストには郵便物があふれていた。

近隣住民が言うには次の通り。

  • 由香里の母は昔から男癖が悪い。今も男のところに転がり込んでるんだろう。
  • 娘も派手好きで素行が悪いタイプだった。

上原がこう漏らす「エリート医師の妻って、ある日突然できるもんなんだな」

伊藤北警察署の刑事、脇谷から連絡があり、次のことを告げられる

  • 由香里が身を投げた現場近くの食堂から、由香里らしき女性の目撃証言があった
  • 自●する前に男と一緒にいた 

2023年7月20日

脇谷・上原・理子が由香里が身を投げたとされる現場近くの食堂の監視カメラの映像を確認する。

映像は由香里が身を投げる3日前の7月10日のもの。

そこには由香里と智明が話す姿があった。

2023年?月?日 ←7/13~15の間?

ホテルのスイートルームで由香里・繭美・理子がシャンパンで乾杯する。

※シャンパンで乾杯したのは遺体発見当日か、遺体が司法解剖されずに火葬された後?

司法解剖とは

犯罪性のある死体またはその疑いのある死体の死因などを究明するために行われる解剖。

犯罪被害死体の全てが司法解剖されるわけではなく、交通事故など受傷状況が明確で外表検査で死因も明らかにし得る場合は解剖せず、検視のみで終わる場合が多い。

しかしいったん「解剖必要」との結論に至れば、死因や状況のいかんに関わらず解剖される運用となっており、遺族も事実上拒否できない。

引用:ウィキペディア

これを踏まえて、今回のあらすじ・ポイントを見て行きましょう。

彼女たちの犯罪 4話:あらすじ(ネタバレなし)

「私はきっと、死に場所を求めてるんだよ」。

翠の言葉が気になる由香里は、繭美を無理に連れ立て、警察に相談へ行く。

そこで繭美は、刑事となった大学時代の後輩、熊沢理子と思わぬ再会を果たす。

「翠にとって大事なものを見つけられたら、きっと彼女は生きていけるんじゃないか。」

理子は由香里にそう助言。繭美には大学時代に突然姿を消したことを謝った。

そんな中、智明から父親が大学病院の院長になるかもしれないことや、将来的には自分も院長を目指すことになるという話を受けた繭美。

事情を知る友人・優子からは、「がっつり自分のものにしなよ」とはっぱをかけられるが……!?

一方、由香里は、翠の力になろうと、彼女の元へ足繁く通っていた。

そんなある日、両親の事故についてや、結婚していた過去を話し始めた翠は、由香里に「このまま死んだように生きてていいの?」と問いかける。

その夜。義母・素子からこれまで以上に、智明を支えるよう念押しされ、うんざりする由香里は、ついに離婚のための行動を起こすことを決意。

しかし、智明からは離婚するつもりはないと告げられる。

つながった繭美、由香里、理子ら3人の女たち。

幸せになりたい彼女たちの人生は、想像すらしなかった方向へ転がり始めることになる。

中心核となる理子は、ある衝撃的な提案をする。

彼女たちの犯罪 4話:ネタバレあり感想/考察

カフェで繭美が声を荒げるシーンは別の意味での「女の戦い」の迫力がありましたね…。

予告編も含めて、原作とはだいぶ違う展開が出てきています。繭美の服が血だらけとか…

こういう点も考察してみます。

彼女たちの犯罪 4話:ネタバレあり感想/考察:ポイント①大学時代、理子は退学していた

原作を合わせて話すと、理子は大学に入学して僅か8か月でキャンパスから姿を消しました。

そのきっかけとなったのが大学の学園祭でのある事件。

学園祭当日の経緯はドラマと原作ではかなり異なります。

しかし、共通点は智明と理子が学園祭で2人きりになった点。

「何があったのか」は今後のドラマの展開を待ちましょう。

彼女たちの犯罪 4話:ネタバレあり感想/考察:ポイント②翠の元夫

翠の結婚歴という過去も、原作にはありません。

ですがポイントは元夫が塾を開業したこと。

原作では翠の男友達が塾を開業し、翠が短期間のつもりで手伝いをしています。

この「ドラマでは元夫 / 原作では男友達」という人物がいることは頭の片隅に置いとくと良さそうです。

彼女たちの犯罪 4話:ネタバレあり感想/考察:ポイント③繭美の執念

繭美は仕事を辞めることを決心。

将来の大学病院院長でもある智明を手に入れることに全力を注げる身になりました。

見方を変えると、仕事で立場を奪われた繭美には他に人生のエネルギーをぶつけられるものがありません。

そこに原作にはない「重要なミッション」が与えられるのですが…。

1話目でも服を血だらけにして人間を引きずって運ぶ姿が見え、予告でも服が血まみれです。

もしかしてこれは人を●した…?

いずれにせよ、繭美が自分の未来のために恐ろしいほどの執念を見せることになりそうです。

ちょっと明かすと、原作では繭美は誰も●しません。

計画自体を、実は翠も原作では知りません。

偽装自殺はあくまで「偽装」であり、崖の上に靴と「ごめんなさい」と書かれたカードを置いておくだけ…のはずでした。少なくとも繭美にとっては。

しかし、遺体が上がるという想像外の出来事に直面し「あれは誰?」ってなるというのが原作です。

で、実はある人物がこの「遺体」となる人物を殺害していた、という運びです。※「ある人物」は後日。

以下は原作とは違う設定の部分の考察をしてみます。

彼女たちの犯罪 4話:ネタバレあり感想/考察:繭美の服の血は誰のもの?

「翠の血」と考えることが一番カンタンですが、予告編を見るとちょっと違和感が漂います。

予告編では翠は崖へと自ら身を投げるような雰囲気が見えます。そして翠は自●願望があります。

ではこの血は「誰のものなのか」ということ。

もしかしてこれは「翠が身投げを恐れた場合、繭美が彼女を…」という理子の「プランB」という可能性もありそうです。

または全く別の人物?

予告編の最後に誰かがクルマの窓をノックした時点では、繭美の青い服は汚れていません。

気になるのはノックした人物の服装と繭美の部屋の棚から落ちてきた血まみれの服が似ていること。

繭美が●した人物は、このノックしてきた人という可能性が高そうです。

もう少し言うと、繭美はまずその人物に重傷を負わせ、クルマのトランクに入れたと思われます。

1話の冒頭にトランクに入れられた人物が僅かに生きている様子が描かれています。

1話の終わりかけにはその人物を引きずってどこかに運ぶ様子も…

翠である可能性は高そうですが…なぜ血まみれ?

さらに車の後部にもキズがついていましたが…あれはなんでキズがついた?

ちょっと次回の展開を待ちたいと思います。

で、神野家の玄関の前に現れた「彼女」は…?

彼女たちの犯罪 4話:ネタバレあり感想/考察:「謎の彼女」は誰?

気になるのはその動作。

神野家の入り口のレンガや表札を撫でるように触っていました。

神野家に思い入れがある?それとも視覚障害がある?

あの触り方に特徴があったのでちょっと気になりますね。

あと、ちょっと気になったのがこのツイート(「しかし今回、疑問が」のほう)。もしかしたら…

原作で由香里は裁判を嫌がることはしません。

そして実家とは疎遠なものの実母に1度、電話をしています。

※由香里の生い立ちについては深堀りを参照

実母はまともな人物ではあります。

しかし関心の方向が由香里の弟の子供(つまり孫)に向いていて、その話しかしない母の声を聴いて「自分の帰るところはここではない」という気持ちになる、というシーンが原作にはあります。

ドラマとはかなりかけ離れた設定であることが気になります。

何か理由があってまったく別の設定になっている…?

そうだとすると完全にドラマオリジナルの別の展開も混じってきても不思議ではありません。

ちょっと「期待大」かもしれませんよ!

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原作は神野由香里の遺体発見のニュースという、コチラも衝撃的な内容からスタートします。

物語は3部構成。

第1部で神野由香里と神野智明、日村繭美と玉名翠の物語が、第2部では熊野理子と彼女たちの関係が、クライマックスの第3部では彼女たちの犯罪の全容が明かされていきます。

遺体の正体が誰なのかは、おおよそ予想がつきます(もしかしたらドラマと原作では違うかも)。

しかし、ある人物(脇役)の正体が「ええええええええ!!マジか!!そ、それは…(;゚Д゚)」です。

あと、この原作の時代背景を見てちょっと納得させられる感じもありますね。

小説の時代背景は昭和63年~平成元年にかけてです。

ドラマは時代設定が2023年ですね。

ハードカバー版は約350ページ。ハマりますよ!

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました!ハトポッポでした!

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