ブラックポストマン1話/ネタバレ感想/考察 もう1人の悪魔

ブラックポストマン1話/ネタバレ感想/考察 もう1人の悪魔

この記事は「ブラックポストマン」 1話のあらすじとネタバレ・考察です。

ご注意下さい。

ここで紹介するのは次の内容です。

  1. あらすじ
  2. 出来事の整理
  3. 1話の感想/考察
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最初にざっくりあらすじを見て行きましょう。

もくじ

ブラックポストマン 1話 あらすじ

かつて子供のために生まれた郵便ポストがあった。

投函すれば“ネバーランドの悪魔”が悪い大人に制裁を与えてくれるという特別なポスト。

だが“悪魔”は「犯人逮捕」をきっかけに突然消えてしまう。

それから10年経ったある日、ホスピスで働く元郵便配達人の副島力也は、再びポストに手紙が投函され始めたことを知り、郵便局に帰ってくる。

やがて町では“ネバーランドの悪魔”を名乗る凶悪な事件が発生し始める。

その事件は次々と殺人事件が起こるものだった。

警察は犯人逮捕に動く中、「ネバーランドの悪魔は一人ではない」ということに当初から勘づいていたことも、刑事の三倉文雄はほのめかす。

そこに刑事の祖父江ひなたが興味を持ち、かつての事件について調べ始める。

そんななか、副島力也はある行動を起こす。

では、ここまでの主な出来事を順に拾っていきましょう。

ブラックポストマン 1話 出来事の整理

物語の序盤で「ネバーランドの悪魔」は水野真と副島力也であったことが示されています。

ブラックポストマン 1話 ポイント①水野真と副島力也

先輩である水野真を副島力也は慕っていたようです。

そして2人の正体は「ネバーランドの悪魔」。

水野真が副島力也に語っていたことは次のとおり。

郵便配達人は空気と同じだ。

誰も気にしない風景の一部。

誰にも気づかれない透明人間だ。

でも、だからこそ町に溶け込みネバーランドの悪魔として、苦しんでる子供たちを救うことができる。

それが俺たちに与えられた使命だったんだよ。

引用:ブラックポストマン

そして10年前の事件について。

ブラックポストマン 1話 ポイント②10年前の「ネバーランドの悪魔殺人事件」

ネバーランドの悪魔殺人事件(あさひの市水恵1丁目アパート内殺人事件)の概要はつぎのとおり。

2013年3月17日よりあさひの市郵便局員だった水野真は、「ネバーランドの悪魔」の名をかたり、手紙で依頼を出せば、苦しみから救うと児童たちに噂を流布。

その元凶とされる大人たちに対し、私的な制裁を重ねた。

同年8月16日、依頼を受けた児童の住居に押し入った水野真は、虐待を行っていた児童の父親である加害者、スギハラタツジ38歳を包丁で刺し、死に至らしめた。

これを以って「ネバーランドの悪魔」は幕を閉じたはずでした。

しかし10年の歳月ののち、再び手紙が届くようになったことで江口局長が副島力也のもとを訪ねます。

ブラックポストマン 1話 ③江口局長と副島力也

電話の内容では、2013年に起こった「ネバーランドの悪魔殺人事件」のことに触れ、こんなやりとりがあります。

江口局長:もし、同じ過ちが繰り返されるなら、俺達が止めなきゃいけない。10年前一番近くに起きたけど何もできなかった俺たちが… そうずっと思ってきた。

副島:そうです。だから僕は戻ってきたんです。

江口局長:でもさあ、もういいじゃないか。そう思って力也に助け求めたけど実際事件が起こってしまうと思ってたより結構、効いちゃってさ …もういいよな。 

俺たちに出来ることなんて何もないよな。

引用:ブラックポストマン

江口局長が副島力也を呼び戻した理由は「ネバーランドの悪魔」を止めるため。

これに応じるかたちで、副島力也は郵便局員に復帰したことが分かります。

いっぽうで、江口局長はやはり現実を目の前にすると、もう諦めたい意志があることも示されています。

また、「ネバーランドの悪魔」である力也の過去も少し描かれています。

ブラックポストマン 1話 ④副島力也の過去と絵本

中学生?らしき頃、だいぶ荒れていたような様子が描かれています。

そして、ピーターパンの絵本。

小さな女の子が例のポストに力なくよりかかっている姿。

そして、風呂場らしきところに閉じ込められ、やがて命を落としたようなシーンに切り替わります。

副島力也が現場を訪れ、ピーターパンの絵本を取り、無念の涙を流す姿がありました。

その後、ネバーランドの悪魔の宛名の書かれた封筒を絵本に閉じます。

物語の最後には「もうひとりのネバーランドの悪魔」の存在が暗に示されます。

ブラックポストマン 1話 ⑤もう1人の悪魔

最後に副島力也の気を失わせ、教師の妹尾を屋上から落とした(?)謎の人物がいました。

妹尾と似たような服装だったので紛らわしいですが、力也が気を失ったのは妹尾の反撃ではなく、別の人物が現れて彼の後頭部に打撃を加えたためです。

さらにその人物は妹尾に向かって歩いていく姿も示されています。

これらをベースにして考察してみます。

ブラックポストマン1話/ネタバレ感想/考察

ブラックポストマン1話/ネタバレ感想/考察①ネバーランドの悪魔の[制裁]

もともとのネバーランドの悪魔は制裁は加えても「命を奪う」という行為はしていなかったのではないでしょうか?

実際にネバーランドの悪魔の最後は、殺人事件というかたちで終結しています。

今回のエピソードでも力也は社長の笠原直也の命を奪うということはしていません。

殺害したのは妹尾弘一でした。

その妹尾に力也は「お前にネバーランドの悪魔を名乗る資格はない」と言っています。

その力也を呼び戻した江口局長も何かを深く知っていそうです。

新たな悪魔は妹尾を突き落としたようです。

この「もう1人の悪魔」は殺人も辞さない、というのは重要な点です。

ブラックポストマン1話/ネタバレ感想/考察②江口局長はどこまで知っている?

「もし、同じ過ちが繰り返されるなら、俺達が止めなきゃいけない。」と言っています。

「同じ過ち」とは「殺人」のことだと思います。

この言葉で少し気になるのは当初、彼がネバーランドの悪魔を「事件前から知っていた」のか「事件後に知った」のかということです。

力也を呼び戻したほどなので、前者ではないかと思います。

力也の能力の高さを知っているのではないか、と思います。

いっぽうで「でもさあ、もういいじゃないか。」とあっさりと諦めている姿にも少し違和感を覚えます。

江口局長がわざわざ10年ぶりに副島の職業も生活場所も変化させるということまでさせて呼び戻したのに、あまりにもあっさりと諦めている。

こんなんアリか?というくらい腑抜(ふぬ)けてしまうような雰囲気です。

ちょっとここは覚えておいたほうが良さそうな気がします。

そして、副島力也の過去も気になります。

ブラックポストマン1話/ネタバレ感想/考察③副島力也の過去

もともと荒れた性格だった様子が描かれていますが、つらい環境で育った過去もあるのでしょうか。

そう考えるとネバーランドの悪魔が「児童たちを苦しみから救うため、元凶とされる大人たちに対し、私的な制裁を重ねた」という点にも説得力を感じます。

また、事件のあとに力也が勤めていた職場も子供も対象者に含んだホスピスです。

子供の心を助けるという点で、行動が一貫しています。

もしかしたら、水野真にも似たような過去があったのかもしれません。

そして、ピーターパンの絵本と女の子の回想。

おそらく、あの女の子は虐待を受けて助けを求めたものの、救われずに命を落としたのだと思われます。

その子を守れなかったことは、彼の原動力の一つにも見えます。

今回の考察はここまでです。

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