ノキドア5話 ネタバレ感想/考察 高橋優花の影

この記事は以下の内容を含みます。

各話のネタバレはありますが、結末は明かさずに考察を楽しめるようにしてあります。

  • 原作を踏まえた登場人物等の深堀り
  • あらすじ
  • 原作との違い
  • 次回の予習

ドラマオリジナルの誘拐犯罪グループが物語をかなり面白くしてくれそうです!

最初に、前回から引き続き登場人物等の深堀りです。

第3弾は糸切美影です。

第1弾はコチラ➡ノキドア3話 ネタバレ感想/考察 毒と恨み

第2弾はコチラ➡ノキドア4話 ネタバレ感想/考察 2人の少女

第4弾はコチラ➡ノキドア6話 ネタバレ感想/考察 10円玉から犯罪へ

もくじ

ノキドア ネタバレ4話 感想/考察:糸切美影について

犯罪コンサルタントで「犯罪をつくる側」というダークサイドに位置する謎の人物。

倒理・氷雨・穿地とは同じ大学のゼミの出身で、美影が最も優秀だった。

落語の寄席(よせ:落語などの会場のこと)にいることがあり、氷雨と定期的に実は会って会話をしている。

氷雨はじつは偶然にも美影に会ったことがきっかけで、ここに来るようになった経緯がある。

※原作では神田(かんだ)の古本屋さん

もちろん倒理や穿地には秘密にしている、というか氷雨が言わないだけ。

決してトリックの手の内を明かすことはない。

美影の犯罪の特徴のひとつは現場にメッセージを残すこと。

ドラマでも議員の毒殺の際に落語のメッセージを残していた。

もちろん美影の指示であり、実行犯がこのメッセージを置く。

この理由は犯罪コンサルタントとしての個性を出すため。

今は彼らの業界も不景気で、大手ばかりが儲かる状態。

そんな中でも彼らのような個人営業は個性を出さないと生き残れないという切実な事情から来ている。

じつは大学卒業後に犯罪コンサルタントになるつもりはなく、探偵として事務所を開くつもりでいた。

そして助手として誘ったのが、倒理。2人は当時、開業のための準備を進めていた。

しかし、「あの事件」をきっかけに、美影は仲間たちの前から姿を消した…

続いて、あらすじです。

ノキドア ネタバレ5話 感想/考察:あらすじ

女子高生・潮路岬がこつ然と姿を消した線路下の地下通路は、人気(ひとけ)が少なく見通しが悪い上に、防犯カメラもない“ホットスポット=犯罪多発地点”だった。

実は最近、都内では連続拉致誘拐事件が発生しており、この場所でも岬がいなくなる前に児童が連れ去られていたのだ。

しかも、拉致に使われた違法車両に乗っていた男と、スイミングクラブで岬を見ていた不審人物が似ていることも判明。

岬の友人・高橋優花から捜索依頼を受け、行方を追っていた倒理と氷雨は、両事件の関連性を疑う。

岬が失踪してから、すでに丸2日以上が経過。

2人の読みが正しければ、彼女の生存率は刻一刻と低下していく。

倒理は一刻も早い解決のため、誘拐拉致事件を捜査する警視庁捜査一課の刑事・穿地と共に、大学時代の恩師・天川考四郎のもとへ。

天川は「嘘をついている人物」の指摘をしたことから倒理は潮路岬の居場所を見抜き、事件は解決の方向へと向かう。

ノキドア ネタバレ4話 感想/考察/原作との違い

ノキドア ネタバレ4話 原作との違い①誘拐グループがいない

今回のストーリーの大きな違いはここでした。

原作には誘拐グループがいません。

このため穿地警部補らも登場せず、潮路岬が防犯カメラのないトンネルの話を聞くシーンもありません。

ドラマでは誘拐グループが登場することで、潮路岬発見までの切迫感が増し、「誘拐されたのか?」という先々への展開の想像力が掻き立てられましたね。

こういうのが毎回のドラマ版の醍醐味というか楽しみなところです。

ノキドア ネタバレ4話 原作との違い②トンネルの防犯カメラがある

ドラマ版で倒理たちはプール施設にあった防犯カメラの映像を見ていましたが、原作にはトンネル近くの和菓子屋さんの店先に防犯カメラがありました。

潮路岬がトンネルに入ったまま、消えてしまう(ように見えた)彼女を見て、読者が煙に巻かれたような気持にさせられます。

この和菓子屋さんに「防犯カメラの映像を見せてほしい」と頼む方法が面白く、ストーリーの所々に味を添えていました。

和菓子屋さんに彼らがどうやって映像を見せてもらったのかは、ぜひ原作で!

ノキドア ネタバレ4話 原作との違い③貞子vs伽椰子を観に行かない

何のこと?と思われると思います。

このエピソードは倒理と氷雨が危なっかしい運転でホラー映画「貞子vs伽椰子」を観に行こうとするところからスタートします。

原作のこのエピソードが発表されたのは2016年ですが、この年は「貞子vs伽椰子」も劇場公開された年でもあります。

割引券が当たったとのことで、観に行こうというワケでしたが、氷雨の運転がヘタすぎて車がなかなか前進しないというシーンが描かれています。

そのヘタクソ運転で危うく高橋優花にぶつかりそうになります。

この時とっさに取った彼女の「とある動作」が、のちの謎の解決につながる要素となります。

どんな動作か…は原作で!

ノキドア ネタバレ4話 原作との違い④ビンショーが存在しない

「ビンショー」とは「瓶詰少年(びんづめしょうねん)」という架空の男性アイドルグループ。

高橋優花と薬子ちゃんがこのグループのファンで、何かとこの話で盛り上がります。

とはいえストーリーの進行に影響を与えるわけではありません。

ノキドア ネタバレ4話 原作との違い⑤「追いかけないで!」

氷雨がもしもいなくなったら、倒理はどうするかを答えようとすると

「追いかけないで!」と氷雨は答えます。

倒理がいなくなったら…というやりとりは原作通りですが、この質問返しは原作にはありません。

どうして氷雨は「追いかけないで!」と答えたのか?

それは美影がいつか言っていた「君は倒理に殺されたがっているね」という内容に関係がありそうです。

なぜ、氷雨は倒理に殺されたがっているのか?

理由は最終回あたりに明かされると思います。

早々にこれが明かされるのは面白くないし、ドラマのオリジナリティーの部分も大いにあるはずなので最大の楽しみとして取っておきましょう!

では次回のエピソードの見どころを簡単に見ていきましょう。

ノキドア ネタバレ 5話 考察ポイント

「10円玉が少なすぎる。あと5枚は必要だ」

薬子ちゃんが、すれ違った男性がスマホで話していた言葉が、次回の謎解きのネタです。

この言葉の意味が気がかりになっていた彼女が倒理らに「これは何のことか」を問います。

予告編にもあるように、たったこれだけの発言から、この話は徐々に犯罪の可能性へとつながっていきます。

手がかりはこれだけです。ここから推論を膨らませていきます。

では少し予習内容を記してみたいと思います。

①「10円が少なすぎる」ではなく「10円玉が少なすぎる」と言っている。

②10円玉を使うのは、どんなときか?※ちゃんとお金として使います。ネジを開けるとか他の用途ではありません。

③「あと5枚必要だ」ではなく、「あと5枚は必要だ」と言っているので「10円玉の大雑把な数」について話している。

※②が分かったら「なんでわざわざ、10円玉を使ってそうするのか」を考えてみてください。

そうすると「この話のヤバさ」がちょっと見えてきます。

よほど推理小説などに慣れていないと、ここから話を膨らましていくのは困難だと思います。

やっぱりノキドアは原作が本当に面白いし、各話が短くて世に安いのでぜひ読んでみましょう!

ドラマとの違いも楽しめます!

ノキドア 原作はコチラ

原作は1話読み切りのショートストーリー形式です。

1話で35~40ページほどのボリュームなので無理なく読めます。

通勤・通学の電車やバスの中でも良いやすい量ではないでしょうか。

以下の楽天市場では文庫版と電子書籍のいずれか、ヤフーは文庫版が買えます。

ノキドア ネタバレ感想/考察 見逃し配信や再放送について

王道のTVerで見逃し配信されています!

TVerはコチラ

ここまで読んでいただいてありがとうございました!

ハトポッポでした!

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