この記事は「ハレーションラブ」 5話のあらすじとネタバレ・考察です。
ご注意下さい。
ここで紹介するのは次の内容です。
- 時系列順 これまでの出来事の整理
- あらすじ
- 5話の感想/考察
前回までの考察の詳細はコチラ
最初に、ここまでの主な出来事を順に拾っていきます。
ちなみにこの物語の「現在」は2023年6月~7月頃を軸にしています。
よく「15年前の七夕」と表現されるのも「2008年7月7日」のことです。
ハレーションラブ 時系列順 これまでの出来事の整理
15年前2008年7月7日、星合台という街で火事が発生。空き家を含む2棟が全焼。
焼け跡からは2人の遺体が見つかる。
1人は藤原昴の兄で当時11歳の晶。
もう1人は全焼した隣の家の主婦、餅田佳代子(45)。
焼け跡から「どこかトオクニいけまスように」と書かれた赤い短冊が見つかる。
いじめを苦にした自殺と言われているが、火をつけたのは誰かは不明。
このことを機に、街の人々は「短冊に願い事を書くと不吉なことが起こる・呪われる」と信じるようになり、七夕の短冊を書かなくなった。
朱莉は晶と一緒に遊んでいたが、「気が付いたら空き家が燃えていて…」と記憶が不明瞭。
この火事は現在も「未解決事件」となっている。
・・・この日の火事の前、晶・昴・朱莉は一緒にいたが、昴は水泳教室に向かった。
朱莉の店の前に「どこかトオクニ…」と書かれた赤い短冊が見つかる。
朱莉の店に笹と大量の例の赤い短冊が置かれる。店の前の防犯カメラは赤いインクで塗られ確認不可能。朱莉の母、那津子が意味深な表情を見せる。
朱莉の自転車が破壊される。サドルには車輪のスポークが突き刺され、赤い短冊が大量に入れられていた。
椎奈が大学職員の槙田のアカウントに異変を見つける。
彼のアカウントにはこう表示されていた。
「待って、なに?笑笑 まさかの家特定?笑笑」
「え、今更違うよな、」「たすけ」
※槙田が夜、何者かに追われる、追い詰められたシーンがある
浅海と探偵の小田切が火事の跡地で出会う
朱莉の母が昴を久しぶりに見たが、母はよそよそしい様子でその場を離れる。その後、大根を切り続けるなどおかしな様子を見せる。
昴が朱莉に「あの日(2008年7月7日)、朱莉が短冊の写真を撮ってた。それを見れば当時何を書いたかわかるんじゃないか」と言い、朱莉が当時のアルバムをめくる。
しかし、7月6日の次のページから10日となっており、7~9日の写真そのものがアルバムにはないことに気づく。
また、7月6日よりも後の写真には人が一切、写っていない。
※7月7日以降の写真の中に、朱莉がライターを持っているものがあることに気づき、フィルムを隠したことを朱莉の母が告げる。
街の掲示板に張られていた朱莉のフォトアワードでの優秀賞受賞式や受賞作の写真が切りつけられているのが見つかる。
大学職員の槙田が殺害されているのが河原で発見される。口にはあの赤い短冊が詰め込まれていた。
翌日、朱莉が自宅のポストを開けると大量の写真が落ちて来る。
写真には晶が槙田にいじめられている姿が。槙田と一緒に橋本隼斗が晶をいじめていたことも判明。
朱莉が橋本に「晶について聞きたい」と尋ねると、彼がひどく取り乱す。
交番の加賀は「彼らの学年はいじめがひどかった。いじめが始まった頃の最初のターゲットは橋本だった」という事実を告げる。
浅海が朱莉に問いかける
- (空き家に)火をつけたのは、本当に晶くんだったのか?
- なぜ(2人は)空き家にいたのか?
- なぜ火が上がったか?
- なぜ朱莉だけが(空き家の)外にいたのか?
- 本当に何も覚えていないんですか?
これに加え、当時と同じことをして記憶をなぞるよう忠告する。
浅海のアドバイス通りに朱莉が記憶をなぞると、あの日カメラを持って撮影していた事を思い出す。
昴が朱莉に「(槙田の殺害を)僕はやってない」と答える。このやり取りの最中、2人は何者かに追われる
朱莉が自宅に戻ると家中が荒らされたような形跡が。すると母が2008年7月7日のネガを隠すように持っているところを見つける。
ネガは15年前の7月7日のもの。中には少し煙が上がっている段ボールの写真、晶が少し煙が上がった空き家の2階から手を振る写真、朱莉がライターを持っているものがあった。
また、餅田日和が友人と共に写る姿もあった。
朱莉の母は、当時夫から「この写真は警察に見せるべき」と言われたが朱莉が疑われることを怖れて写真を処分したと話す。
この会話の内容が何者かによって盗聴される。
探偵の小田切が朱莉の所有物である2003年6月29日のフィルムを持っている。自室の壁には火事に関係する人物の資料が一面に貼られている。
資料の中に「餅田日和」の写真などがある。
餅田日和のメモは次の通り
- 火事の時は18才
- 火事の時に星合台から引っ越す
- 32才(2022年)で死亡。
※また、朱莉の父の死は2015年。「木から落下」とある。
その頃の朱莉は13~14歳。
朱莉が薬局で顔がアザだらけの橋本を見かける。
朱莉が浅海に7月7日の写真を見せる。当時の餅田日和、昴、晶、そしてライターを持つ朱莉の写真も。ショックを見せる朱莉に浅海が「僕が力になる」と告げる。
朱莉が火事の現場に行く。すると昴に連れ去られ、監禁される。その場所は探偵の小田桐が調査資料を集めていた場所でもある。予告編では昴が小田桐から写真を渡されている姿もある。
これらを踏まえてあらすじや考察・感想を述べます
ハレーションラブ 5話ネタバレ感想/考察:あらすじ
15年前の事件当日に朱莉が撮影していたフィルムを母・那津子が隠し持っていたことが判明。
那津子はそのフィルムのせいで、火事に朱莉が関わっていたと疑われることを恐れたため、朱莉を守りたい一心で警察には提出せずに隠していたことを明かす。
朱莉は母がこれまでずっと自分を騙していたことにショックを受ける。
その夜、朱莉は意を決してフィルムを現像すると、そこには空き家の1階から煙が出る中で2階の窓に姿を見せる晶の写真や、空き家の隣の餅田家の写真、餅田日和の写真など、15年前の七夕の日に撮った数々の写真が現れる。
さらにその中には、朱莉がライターを持った姿のものもあった。
そんな中、風邪をひいてしまった朱莉が大学を休むと、それを知った浅海恭介がお見舞いにやって来る。
15年前の写真を眺めていた朱莉は、咄嗟に写真を隠すが、やがて浅海には自分が撮影したフィルムが見つかったことを伝えることに。
15年前の写真を見せながら、見つけてしまった事実を明かす朱莉は不安で涙が溢れ、そんな朱莉を浅海はそっと抱きしめる。
朱莉は写真の存在を昴に話そうとするが、言えずにいた。
ハレーションラブ 5話ネタバレ感想/考察
意外とシンプルな展開ではありますが、一連の出来事は昴の復讐という方向のようです。
ハレーションラブ 5話ネタバレ感想/考察①隠しマイク
聞いていた人物ははっきりとは映ってないものの、口元にヒゲが生えていない。
聴いていたのはおそらく昴。
だから7月7日の写真の存在は把握していたのでしょう。
いつ仕掛けたのか…は子供の頃からよく知っている家なので店先に人がいない時間帯を把握していたのでしょう。
ハレーションラブ 5話ネタバレ感想/考察②昴と小田桐
昴が小田桐を雇っていたようです。
那津子と予想していましたが、違っていました。
ひとつ、不可解な点は、あります。
小田桐が2003年6月29日のフィルムをどうやって手に入れていたのか、ということ。
多分、こういうことなのでは?という予測としては…
小田桐が那津子のもとを訪れる。
小田桐は自分の調べたことをいろいろ話し、朱莉が火をつけた可能性についても触れ、当時のフィルムや写真はないかと問い詰める。
那津子は「当時のはこれしかない」と差し出したのが、6月29日のもの。
小田桐が去ったあと、那津子が慌てて家中を探し始める。
やっと7月7日のフィルムを見つけたところに朱莉が帰ってきた
…という感じだったのかと。
ハレーションラブ 5話ネタバレ感想/考察③餅田日和はどう絡むのか
おそらく日和は佳代子の娘。
そして日和と浅海先生は付き合っていた可能性が高い。
1話で浅海先生が持ってきたフィルムも、おそらく日和が撮ったもの。
気になってくるのは日和が33歳で亡くなっていることと、その死因。
浅海先生は15年前の火事について、日和から何かを聞いている可能性があります。
前回までの考察メモ
- 犯人は朱莉の記憶の空白を知っている➡思い出させるよう仕向けている
- 犯人は複数の可能性➡店先の大量の短冊は単独犯では無理 ※ドラマという虚構性を加味すると一人かも
- 犯人が単独犯なら、男性➡体力や腕力がないと困難
- 一連の出来事が起こる前と後では何が違うのか➡浅海先生と昴が街にいること
- 殺害された槙田は子供の頃、晶をいじめていた➡復讐された?橋本も危ない?
- 宛先の住所が「長野県」で宛名が「餅田日和」の封筒を浅海先生が持っている。中には焦げたネガのような紙片のようなものが入っている➡事件には火事で亡くなった隣の家の主婦、餅田佳代子が関係している?
- 朱莉は15年前の7月6日以降は、人を撮影できなくなっている➡火事のときにトラウマとなる出来事が起きた?母は知っているが言おうとしない。
- 昴が犯人…では当たり前すぎる➡ドラマとしてそれではつまらない➡昴=犯人が濃厚
- 朱莉と昴を追いかけたのは浅海先生ではない?➡微妙に服装が違うように言える
- 餅田佳代子と餅田日和は親子か➡小田桐の部屋に餅田日和のメモがある。親子なら餅田日和が生まれたのはは佳代子27歳のとき
- 餅田日和は事件の年に長野に移り、33歳で他界➡彼女が亡くなった時点で麻美先生は現在の年齢である40歳。
- 餅田日和と浅海先生は恋人関係だった➡2人とも長野に住んでいた。浅海先生が部屋に日和が撮ったらしき写真を飾っていた。
- 朱莉の母:那津子は朱莉に過去を思い出させたくない➡家中散らかしてまでフィルムを探して隠そうとした➡証拠隠滅の目的もあった
- 探偵の雇い主は那津子か➡朱莉のフィルムが小田桐の手に渡っている➡雇い主は昴
<関連記事>