約束16年目の真実 3話ネタバレ感想考察　速水は気付いていた!?

2024年4月27日2024年5月2日

この記事は以下の内容を含みます。

あらすじ
考察
みんなの感想

ネタバレを含むため、ドラマをまだご覧になってない方にはおススメできません。

ご注意ください。

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最初に冒頭のあらすじを見て思い出すところから始ましょう。

約束16年目の真実 3話ネタバレ感想考察あらすじ

不破の動画が拡散され、再び16年前の事件に世間の注目が集まることになった。

望海警察署に押しかけてきたマスコミに対し、一条は不破を追うことだけを告げてやり過ごす。

その後にマスコミの前に立った葵は望野町女性連続殺人事件について尋ねられ「再捜査の必要があると考えている」と答えた。

約束16年目の真実 3話ネタバレ感想考察望野町女性連続殺人事件とは

今回まで、これを載せておきます。

2008年望野町で2件の女性殺害事件が発生。

1件目は7月23日の夜。家出中だったフリーター山名えりかが●体で発見された。

●因は首をロープで絞められたことによる窒息によるもの。その口には複数のビー玉が詰められていた。

2件目はその1週間後 7月30日。高校生の不破玲(れい)の●体が発見される。

●因は首をロープで締められたことによる窒息死。その口には同じくビー玉が詰められていた。

2件は司法解剖され、検視結果から同一犯による犯行と推定される。

翌31日同じ町に住む、電気作業員で自治会長の速水康男(42) を殺害の疑いで警察に任意同行。

不破玲殺害の現場に残された凶器のロープから採取した皮膚片が速水康男のDNA型と一致したためだった。

さらに事件現場にいた被疑者を目撃した人物がいたことが決定打となった。

ほどなく、速水康男は犯行を全面自供。

速水康男は山名えりか殺害で再逮捕されたが2ヶ月後、持病の狭心症が悪化し、留置所内で●亡。

事件の経緯に矛盾や不整合はないとされている。

…というのがこの事件ですが、「速水康男は犯人ではない」という前提に立つと、つぎの違和感があります。

不破玲の●体発見の次の日に速水康男が任意同行という展開が早すぎる
現場に凶器のロープが残してあること自体がわざとらしい
皮膚片が速水康男のDNA型と一致したのはなぜ？　
事件現場にいた速水康夫を目撃した人物は、何の目的でそう証言したのか？
速水康夫を犯行自供に追い込んだものとは何なのか？
速水は狭心症の悪化で●亡、というのは本当か？(●んでしまうタイミングが良すぎる)。
※もっと言うと、狭心症で●ぬことはない。「心筋梗塞(しんきんこうそく)」なら亡くなりますが…「狭心症の悪化で●亡」という言葉がお粗末すぎる。「心筋梗塞」が普通。つまり、●因が決定的に嘘くさく、素人っぽい。

狭心症とは？

心臓の周囲を取り巻く「冠動脈(かんどうみゃく)」の痙攣(けいれん)により一時的に血管が細くなり心臓の筋肉が血液不足になった状態。

動悸や胸の痛みなどの症状がある。

心筋梗塞とは？

冠動脈が詰まって血流がなくなってしまい、心臓の筋肉(心筋)に栄養と酸素が十分に届かず、心筋そのものが壊死(えし：腐ること)する状態。

狭心症と異なるところは、血管が閉塞することよって心臓そのものに血液が流れなくなり、時間とともに心筋が腐って機能しなくなること。

速水康夫のアリバイ証明ができないのは、葵が●体発見のショックで記憶を失っているから。

ここは後々、かなりキーになってきそうな気がします。

現状では何も分かりませんが、物語の展開を追いながら今後、考察していきます。

あと、葵についてのメモ的な情報もまとめます。

葵が名字を「速水➡桐生」に変更したのは2008(平成20)年8月18日。

つまり事件の次の月なので、名字の変更理由は結婚ではない。

バディの香坂慧の見せた画面に「戸籍法107条1項」とあるので「やむを得ない事由」によるもの。

家庭裁判所がやむを得ない事由があると認めたときに限り許可される、というものです。

「犯罪者の子供」となってしまった身の安全を確保するためでしょう。

おそらくその後に葵が身を寄せたの名字かな、と。

幼い頃に亡くしたという母の名は「香生里(かおり)」。旧姓は分かりませんが、葵が身を寄せたのは母の親戚かもしれません。

ちなみに葵は、有村刑事部長が手にしていた資料によると高校卒業後は大学に進学。その後、警察になったようです。

では考察です。

約束16年目の真実 3話ネタバレ考察

先に前回のメモを付箋にして貼っておきます。

約束16年目の真実 3話ネタバレ考察　ここまでのメモ

有村刑事部長は「ホントのことが明らかになるとマズイ」というような事情を知っていそう

不破翔は真犯人を知っているか、それに準ずることを知っている

梅崎若菜は事件を追っていたっぽい。だから真犯人に消されたのではないか？女子高生の石村紗季が会った人物も、梅崎では？

事件を境に、望野町ではビー玉を商品として扱う店が無くなったらしい

一条は葵を捜査から外したのは、彼女のキャリアを守るためではないか。つまり、何かを知っているか、気付いている。

尾藤(びとう)誠、娘で葵の同級生、尾藤恵、そして国会議員の間宮菜緒(まみやなお)は立場の誓いから、のちに葵の「壁」のような存在になるのでは？

有名企業であるBITOコーポレーションや国会議員を敵にしたくはない望野警察署と、葵の間で摩擦が起こりそう。

不破のシナリオについて

不破は「遺体の口にはたくさんのビー玉が詰められていた」という発想を、どこから得たのか。
ビー玉を詰める目的は何なのか
高校の仲間以外で見た人はいないのか

不破のシナリオの完成日時は事件発生の約1週間前。

不破についての仮説…

16年前の真犯人が梅崎を●害するところを不破は目撃した。

その真犯人が現場を立ち去った後、不破がビー玉を詰めた。

こうすることで「16年前真犯人は速水ではない」ということを伝えようとした。

だから不破は以下のことを言った。

「(梅崎は)俺が●した。あの女だけじゃない。16年前の連続●人も、あの時捕まった男も誤認逮捕。本当の犯人は俺だ。」

ここで言っている「俺」を「別の真犯人」に置き換えると、不破の言わんとしていることが見えてくる。

「(梅崎は)別の真犯人が●した。あの女だけじゃない。16年前の連続●人も、あの時捕まった男も誤認逮捕。本当の犯人は別の真犯人だ。」

そして、葵が不破に「あなたが(梅崎を)●したの？」と尋ねたときに、YESとのNOとも言っていない。

その理由は以下の通り。

16年前の真犯人が梅崎を●害するところを不破は目撃した。

その真犯人が現場を立ち去った後、不破がビー玉を詰めた。

こうすることで「16年前真犯人は速水ではない」ということを伝えようとした。

※この一連の出来事の中で、不破は梅崎を助けもしなければ、事件後に救急車も呼ばなかった。

不破はただ、助けもせずに彼女の口に、ビー玉を詰めた…

つまり不破から見ると「直接は梅崎を●していないが、●したのと同然と言われてもおかしくはない立場」となる。

だから、葵に「あなたが●したの？」と聞かれても回答しなかった。見方しだいでは、YESでもNOでもあるから。

不破のスマホ映像を撮ったのは雑貨屋の井出？彼も34歳で映像研の4人と同じ年齢。高校も同じ？➡スマホでとったのは天草でした。ハズレ。

尾藤社長が「なぜこんなことを…」と言ったのは、あの行為を見て言ったのか、それとも不破の言葉に対して言っていたのか、で意味が全く違ってくる。

恵が「真犯人は映像研とは関係がない」と強く主張したのは、実は父が事件に絡んでいるから？

天草は真犯人について何かを知っているから不破の協力者になっている？➡そういうことでは、なさそう

香坂は過去にやったミスのせいで仲間を失い、望野町へ左遷された？有村はこれを利用して、香坂を葵の「番犬」として利用したがっている

では今回の考察です。

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わからないことだらけですが、現状で考えたことは以下の通り。

約束16年目の真実 3話ネタバレ考察①梅崎若菜が尾藤社長と連絡を取った方法

若菜が尾藤社長と携帯で連絡を取り合った形跡はありません。

では、どうやって尾藤社長と連絡を取り合ったのか。

会社のパソコンに侵入したのではないでしょうか。

若菜の資料には「BITOコーポレーション内線exl」とあります。

社内の内線番号資料でしょう。

こういうのにアクセスするには社内のパソコンネットワークにアクセスする必要があります。

社内メールか何かにも侵入して尾藤社長に直接コンタクトを取った可能性がある。

尾藤社長から見ると、若菜は都合の悪い情報を持っているので、不正アクセスがあっても社内で明かすことができない。

あるいは若菜は尾藤社長を脅していたのかもしれない。

「このアクセスを明かしたら、私が持ってる情報を社内にバラ撒くぞ」みたいな。

結果的には尾藤社長は応じるしかなかった、という状態だった可能性があります。

そして、防犯カメラに若菜と尾藤社長が映っていますが、ポイントは「建物の外で会っている」ということ。

尾藤社長にしてみると、人に聞かれてはマズい内容であることは間違いなさそうです。

そして、その「マズい内容」とは実は望野町の事件とは別件の内容も含んでいるのかもしれません。

なぜなら、若菜が電話で不破に「別件の取材で追っていた人物だったが、その人が(16年前の)●人鬼かもしれない」と語っているからです。

例えばBITOコーポレーションの不正を追っていたら望野町の事件にも行き当たった、という感じかもしれません。

約束16年目の真実 3話ネタバレ考察②尾藤社長は若菜と真犯人を仲介した？

ちなみにこの日の8:50に井出雑貨店に立ち寄り、ビー玉を探していました。

若菜が●害された4/20の10:20に、彼女は尾藤社長に会っています。

そして16:40にはBITOコーポレーションのイベント会場に。

そのあと、17時前後に待ち合わせをしていた人物に望野神社で●害された…という順番です。

おそらく、その人物に「あなたは16年前の事件の真犯人ではないか」という事実をほのめかしたか、真犯人は最初から若菜を●害するつもりで、待ち合わせに応じていたか…

ここで気になるのはこの「別件」。

真犯人にしてみると、「コイツ絶対に消さねばマズイ」という人物でしょう。

ちなみ若菜は2話で「企業や政治家の不正を暴こうと突撃する」人物だったと説明されています。

この「別件」は「企業や政治家の不正」といった類という可能性もあります。

さらに若菜は不破に「私は警察の失態や不祥事を何件も取材してきた。警察はグレーを黒に変え、都合の悪い事実を見過ごす」とも語っています。

ということは「警察・企業・政治家」が絡んでいるかも。

思い当たるのは「有村刑事部長・尾藤親子・間宮(事件当時は市議会議員)」です。

約束16年目の真実 3話ネタバレ考察③16年前と同じパターン

ここからは予告編も含めた内容になります。

4話では不破が若菜●害の犯人と断定されてしまいます。

上層部の命令のように聞こえます。

16年前の事件も「捜査が突然切り上げられた。内部事情で結論を急いだ」という情報を若菜が掴んでいます。

両方とも同じパターン。

有村刑事部長が絡んでいる気配は感じます。

そして尾藤親子も何かを知っているはず。

約束16年目の真実 3話ネタバレ考察④尾藤恵はシナリオを父に見せていた？

ちょっと考えられるのは恵が不破のシナリオを読んで、父の尾藤社長に見せたか、または父が勝手に読んだか。

いずれにしても尾藤社長がシナリオの内容を知っていて、ここから真犯人にもビー玉のことが広まっていった可能性もあるかも、と。

そして桃が予告で言っていた「不破玲に速水がつきまとっていた」というのは別の意味を持つ気がします。

約束16年目の真実 3話ネタバレ考察⑤不破玲に速水がつきまとっていた理由は？

玲から見ると「つきまとっていた」ですが、速水は玲が何者かに狙われていることに気付いていたのではないでしょうか？

だから「玲に何者かが近づかないかどうか、監視していた」というのが本当の理由なのでは？

そして速水の恐れていたことは最悪の結果を伴って起きてしまった。

ここで気になることがいくつかあります。

約束16年目の真実 3話ネタバレ考察⑥真犯人は玲が1人になる時間を知っていた?

3話で葵は「私が不破君を祭りに誘ったから」、不破は「夏祭りの夜も、玲をもっと気にかけていれば」ということを悔やんでいました。

あくまでひとつの可能性ですが、真犯人は祭りの日に玲が自宅で1人になることを知っていた可能性も考えられます。

つまり不破が祭りに出かけることを知っていた。

ひいては葵が不破を祭りに誘ったことを知っていた。

当時の2人の関係を知っていたことになります。

あるいは2人が祭りに行くことを誰かから聞いていた。

とすると、「誰か」は映像研の3人。恵・桃・天草。

この3人が犯人ではない、とすると、犯人は3人のいずれかから葵と不破の当日の行動を聞き出せる人物。

となると、その家族という可能性も浮上します。

さらに、自宅にいる親代わりの不破兄妹の祖父も祭り時間帯に自宅にいないことを知っていた。

そして速水の自宅の外にある、ロープなどの仕事道具を入れる場所も知っていた。

こう仮定すると、真犯人は当時の速水親子や不破家についてよく調べ上げていることが垣間見えます。

速水は冤罪ということを前提としていますが、なぜ彼は罪を認めたのかも、引っかかります。

約束16年目の真実 3話ネタバレ考察⑧-1速水なぜ罪を認めたのか

単純に考えると、多額の借金があったか、葵の進学のための多額の資金が足りなかったのでは？

実際に葵は高校卒業後、大学に進学しています。

「罪を認めたら多額の借金の肩代わりをする・資金を提供する」といった条件を突き付けてきたという可能性もナシではない気もします。

深読みかもしれませんがもうちょっと踏み込むと、真犯人にしてみると罪を認めた速水には用がないので早めに消えてもらいたい。

だから、速水が獄中死した本当の理由は病気ではない、という可能性も考えられます。

こういった方向から考えると、真犯人または真犯人を取り巻く人物たちは、資金力があると仮定することもできます。

飛躍した考え方ですが、速水が一転して罪を認めた理由は「カネ」という方向はナシでもなさそうかな…と。

約束16年目の真実 3話ネタバレ考察⑧-2速水なぜ罪を認めたのか

もうひとつの可能性です。

葵は玲の発見前後の記憶を失っています。このせいで父のアリバイを証明できずに、父は逮捕されました。

警察から見ると、この記憶の欠如は利用できます。

「葵が玲を●害した / またはそれをほう助した(手伝った)」というシナリオにできるからです。

速水が警察から「お前が罪を認めないなら、葵を容疑者として逮捕する」と言われたら、速水は罪を全てかぶるという判断をしても不思議はないはずです。

ただ、これだけだとドラマの物語自体がつまらなくなります。

だから、先ほどの⑧-1とこれを合体させるといちおう、説得力は出てくる気がします。

速水は「自分の単独犯だ」と認めればおカネの問題も、葵に容疑がかかる問題も回避できることから、自白に追い込まれた、という筋書きです。

約束16年目の真実 3話ネタバレ考察⑦その他の気になる事項

以上が3話の考察ですが、他に気になるけど、今は何も分からない事項のメモは次のとおり。

議員である間宮は絡んでいるのか？16年前の間宮の「旧姓」はあるのか？
桃の母がいきなり家から出ていった理由は何か？今どこにいるのか？