“天使にラブソングを1・2″キャストの現在は?”天使にラブソングを3″はいつ公開予定?

金曜ロードショー「天使にラブソングを1・2」が2週連続放送にて放送されています。

1990年公開の”ゴースト ニューヨークの幻”で注目を浴びたウーピーゴールドバーグの人気を不動のものとした作品です。

公開から32年の月日が流れたわけですが、今でも当時のキャストたちは活躍を続けています。

特に修道院長役のマギー・スミスはハリーポッターでのマクゴナガル先生としてなじみがありますね。

そして最近ちょっと映画の話題に出てくるのがこの続編となる「天使にラブソングを3」の制作について。

そうです。32年の時を越え、続編の制作が進行しています。

今回は主な出演者の「若かりし頃~現在」を紹介しつつ「天使にラブソングを3」も取りあげて行きます!

※ページ冒頭の写真は「https://www.imdb.com/title/tt9413018/」より

もくじ

“天使にラブソングを1・2″キャストの過去・現在

“天使にラブソングを1・2″のキャスト: デロリス役 ウーピー・ゴールドバーグ

ウーピー・ゴールドバーグは1955年11月生まれ。67歳。

8歳の頃にニューヨークにある劇場で演劇デビュー。1975~80年に舞台やTVショーを行き来していました。

そんな中、フランシスコで行った舞台がきっかけとなり「カラーパープル」(1985年アメリカ)の主役としてデビューしました。

“カラー・パープル”に出演していた当時のウーピー・ゴールドバーグが次のもの。

撮影当時は29歳。

「ゴースト/ニューヨークの幻」(1990年アメリカ)で霊能者「オダ・メイ」役を演じ、一躍人気者に。

この作品で黒人女性2人目となるアカデミー助演女優賞を受賞しています。

下の文の日本語訳

「子供のころからずっとこれが欲しかったんです。ご存じないですよね」

第63回アカデミー賞授与式で「ゴースト」のオダ・メイ・ブラウン役を演じたウーピー・ゴールドバーグが助演女優賞を受賞。

下の文の日本語訳

ウーピー・ゴールドバーグがゴーストのオダ・メイを演じて助演女優賞でオスカー受賞。

俳優としてオスカー像を手にした2人目の黒人女性となった。

「天使にラブ・ソングを」シリーズでは主役を務め、世界的に有名になりました。

ちなみに1995年に日本のCMに出演しています。当時40歳。

それから、ウーピーという名前について。

もともとのステージネームであった”ウーピー・クッション(ブーブークッションのこと)”から来ているそうです。

そして現在の姿。

日本語訳

ウーピー・ゴールドバーグがジミーを制作中の「天使にラブソングを3」のゲスト出演に誘う。

「Sister Act3(”天使にラブソングを”の原題)」のことを話しています。

司会者のジミーが「みんなウワサしてます!観られるんですよね!」って言ったら会場が大盛り上がりに。

そしたらウーピー・ゴールドバーグが「昨日、脚本が届いたの!」と答えています。

「内容はホント好きですね。大人の出演者が多いけど上手く進めば、かなり良くなるね」と語っています。

で、この司会者に「ゲスト出演しない?」と誘い、司会者は「もちろん出ます!」と答えています。

“天使にラブソングを3”制作と、このタイミングで続編が作られる理由は後述します。

“天使にラブソングを1・2″のキャスト 修道院長役:マギー・スミス 

1934年12月生まれ。87歳。

オックスフォード大学演劇科で学び、1956年にスクリーンデビュー。

1969年の「ミス・ブロディの青春」でアカデミー主演女優賞を受賞。

1978年の「カリフォルニア・スイート」でアカデミー助演女優賞を受賞。

「ハリー・ポッターシリーズ」ではマクゴナガル先生を演じたことで有名。

近年では2022年の「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」に出演している。

若き日のマギースミス
上:18歳 / 26歳 
下:28歳 / 34歳
マギー・スミス  若き日・マクゴナガル先生・ダウントン アビーにて
左:若き日のマギー・スミス
中央:ハリーポッターでのマクゴナガル先生
右:ダウントン・アビーより
1969年の作品より このとき34歳

“天使にラブソングを1・2″のキャスト:シスター・ロバート役:ウェンディ・マッケナ

1958年10月生まれ。64歳。

8歳からハープを始め、10歳から名門ジュリアード音楽院でハープを学びカーネギーホールでの演奏経験も積んでいます。

さらにアメリカン・バレエ団NY校にも10年間在籍。

当初はダンスを専攻していまいたが、負傷のため演技へ転向。

下の写真は10歳当時。カーネギーホールでのウォーミングアップ時。

その下は15歳でお兄さんとの2ショット。その下はバレエをしていた頃。

1982年から舞台女優として活動を始め、1987年にブロードウェイデビュー。

1992年「天使にラブ・ソングを…」にて修道女シスター・メアリー・ロバート役を演じ、続編にも同役で続投しました。

同時期からテレビに進出してテレビ映画への出演やシリーズもののゲスト出演を多くこなしました。

下は1991年の「Law and Order」出演時。

「天使に…」の出演時は、実は33歳。若く見えますね!
右が現在の64歳。

2013年に低糖質・乳製品不使用・フルーツや野菜由来の素材を用いたアイスキャンディーなどを扱うメーカー「Ruby Rockets」を起業。

この他、ミュージシャン、演技コーチとしても活動しています。

“天使にラブソングを1・2″のキャスト シスター・パトリック役:キャシー・ナジミー

1957年2月生まれ。65歳。

下の写真は何歳かは不明ですが、子供の頃のようです。本人のインスタグラムより。

左:1992年
右:2022年

サンディエゴ州立大学で演技を学び、地元の劇団で活動を開始。

1982年にサンフランシスコに進出して映画界進出への足掛かりを築きました。

その後1990年代から小さな役で映画に出演して経験を積みます。

そして1992年にのシスター・メアリー・パトリック役で、一躍有名になりました。

続編にも同じ役柄で出演。このシリーズでの演技で1993年にアメリカン・コメディ・アワードを受賞。

「天使にラブソングを2」と同年公開の「ホーカス・ポーカス」にも主役の魔女3姉妹として出演。

2022年、続編となる「ホーカス・ポーカス2」に出演。ディズニー・プラスにて配信されています。

下の画像は「ホーカス・ポーカス1,2」の比較。向かって左がキャシー・ナジミー。

ちなみに「ホーカス・ポーカス(hocus pocus)」とは、「呪文・手品」の意味。

ところで、向かって右にいる金髪の人に注目!

実はこの人、「天使にラブソングを」の主役をするはずだったベット・ミドラーという女優さんです!

もともとは、ウーピー・ゴールドバーグではなく、この女優さんが主演するはずだったんです。

「え?どういうこと?」ですよね!

このあとの「”天使にラブソングを1・2”のトリビア」にて後述します。

下も「ホーカス・ポーカス2」の公式ツイッターより。

向かって左の赤い服の人が現在のキャシー・ナジミー。この並び順が定番なのかな?

“天使にラブソングを2″のキャス:ローリン・ヒル役 リタ・ワトソン

1975年5月生まれ。47歳。

現在の姿。歌手として活躍しています。本人のインスタより。

幼い頃から教会で歌い、幼少期は俳優としてテレビドラマなどに出演。

1988年、ハイスクールラップ・ユニット「フージーズ」を結成。

“天使にラブ・ソングを 2″で一躍有名に。

"天使にラブソングを2"のキャス:ローリン・ヒル役 リタ・ワトソン
引用:IMDb.com
"天使にラブソングを2"のキャス:ローリン・ヒル役 リタ・ワトソン
引用:IMDb.com 
ちなみに後ろのサングラスの生徒は
ウーピーゴールドバーグの娘
アレックスマーティン

1998年グラミー賞で5部門を制覇するなど驚異的な活躍を見せる。

98年のコンサートの様子。

しかし、私生活ではトラブルが伝えられていた。

2011年夫と別の男性との間に男の子を出産(夫との間には5人の子供がいる)。

2013年、3年間に及ぶ脱税と税の滞納を問われ、3か月の実刑判決を受け、服役。

出所後、音楽活動を再開しており、来日公演も行なっている。

“天使にラブソングを2″のキャスト:アーマル役 ライアン・トビー

本人のインスタより。

1978年11月生まれ。44歳。

ソウルシンガー、ソングライター、プロデューサー、俳優という顔を持つ。

下の動画も本人のインスタより。カップもシャツも、「あのシーン」ですね。

2000年代にCith High(シティハイ)というグループのボーカリストを務める。

その後ソロ活動を開始し、作曲家としても活動。

ジャスティン・ビーバー、アッシャー、ウィルスミスなどに曲を提供するなどの活躍をしている。

また、新人アーティストに曲を提供したり、音楽学校で講師としても活動。

「天使にラブソングを3」の制作について

「天使にラブソングを3」はいつ公開?

2022年11月末の時点で、まだ脚本がキャストに届いたばかりのようです。

これ以外の情報は出てきていません。

劇場公開ではなく、ディズニープラスでの配信予定です。

ウーピー・ゴールドバーグは「大人達がたくさん出てくるんだけど、脚本は好き」と語っています。

彼女が再び主役になるのかどうかは、現段階では分かっていません。

「天使にラブソングを3」は、なぜ今作られているのか

最近、ハリウッドでは「リメイク・昔の映画の続編」が多く作られています。

背景として、近年のハリウッド映画は「ネタ切れ」の状態を慢性的に抱えてきている状態があります。

「スパイダーマン」「美女と野獣」など、続編や実写版が多い背景がここにあります。

こういったなか、2018年公開の「ボヘミアン・ラプソディ」は大きな転換点となったと言われています。

これはイギリスのロックバンド、クイーン結成の1970年~1985年のライヴエイド出演までを描いた伝記映画でした。

この作品が空前の大ヒットとなったのは記憶に新しい人も多いでしょう。

世界興行収入も1,000億円を超えるものでした。

ここでハリウッドは「オールドファンを映画館に呼び戻そう」という方針をつくったわけです。

例えば2022年だけでも、映画を眺めると

ゴーストバスターズ・アフターライフ 

  (初作は1984年のコメディー映画)

ウェストサイド・ストーリー     

  (1957年初演のミュージカル。1961年に映画化)

エルビス

  (1950~70年代に活躍した伝説的なロックスターを題材とした作品)

トップガン・マーヴェリック 

  (1985年の「トップガン」の続編)

ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 

  (1993年の「ジュラシックパーク」がルーツ)

ホイットニー・ヒューストン

  (映画「ボディーガード」の主題歌と主演で知られる歌手の伝記映画)

「天使にラブソングを3」は、なぜ今作られているのか

などがありました。トップガン・マーヴェリックはコロナで公開が遅れたものの、ロングランとなりました。

「ジュラシックワールド 新たなる支配者」は近年の作品でもあります。

とはいえ、描き方にオールドファンを取り込む工夫がみられました。

「ジュラシックパーク」シリーズの中心人物である博士たちや悪役を再び登場させていた点です。

「新旧オールスター」を登場させることにより、オールドファンを取り込んだわけです。

今後の作品に目を向けると、2022年12月には「アバター ウェイオブライフ」が公開されます。

これは2009年の大ヒット作「アバター」の続編です。この世代を取り込む意図も見え隠れします。

2024年もオールドファンならだれもが知る作品が公開予定です。

インディージョーンズ

リトル・マーメイド 実写版

先述した「ホーカス・ポーカス」の続編が30年ぶりに制作・配信されたのも、この流れのひとつかもしれません。

“天使にラブソングを1・2”のトリビア

原題「SISTER ACT」のニ重の意味

英語でsisterは「姉妹」や「修道女」の意味。

一方で「~シスターズ」のような歌手ユニットを連想させる単語でもあります。

何も知らずに「SISTER ACT」と聞くと、「歌手ユニットかな?」というイメージも湧くわけです。

で、ポスターとかを見て「あ、修道女のシスターのことか!」となるわけです。

また、actは「~見せかけ・ふり」を意味し、「SISTER ACT」で「修道女のふり」くらいの意味。

「天使にラブソングを1」には「幻の主役キャスト」がいた

脚本は引退後に修道院入りするという経歴を持つ元女優ドロレス・ハートへの取材を経て書かれました。

もともとは歌手のベット・ミドラーを起用する前提でした。

そう、先ほどの「ホーカス・ポーカス2」のツイッターの右側のピンクの服の人です。

しかしミドラーは「ファンは私の修道女の頭巾姿を見たくないはず」と消極的で企画から降板。

その後ウーピー・ゴールドバーグが脚本に興味を示したことで出演の流れとなりました。

で、ミドラーは同時期に製作された魔女の映画「ホーカス・ポーカス」(1993)に主演したわけです。

ハロウィンを舞台としたストーリーなのに8月に公開されたためか劇場公開時、興行的には成功せず。

それでも、その後のTV放送で人気が高まりハロウィン映画の定番となりました。

2022年に続編が公開され、現在ディズニープラスで配信されています。

”天使にラブ・ソングを”の出演を断ったことを悔やんでいると後に語っていたそうです。

“天使にラブソングを”にはベット・ミドラーという「幻の主役キャスト」がいたわけです。

天使にラブソングを 登場人物など
左:ドロレス・ハート
中央:ベット・ミドラー
1990年グラミー賞にて
右:ウーピー・ゴールドバーグ
wikipediaより

「天使にラブソングを1」のメアリーロバートの歌は吹き替え

実は「天使にラブソングを」の彼女の歌の部分は吹き替えになっています。

メアリー・ロバートの歌声が監督のイメージに合わないということで、吹替が行われたとのこと。

吹き替えはアンドレア・ロビンソンという女性の歌手によるもの。

ですが、「天使にラブソングを2」のエンディングでの声は、彼女自身のものです。

「天使にラブソングを2」は実話がベースになっている

ロサンゼルスにあるクレンショウという町の公立クレンショウ高校がこの物語のベースになっています。

カラーギャング発祥の地で、治安も悪い地域でした。

この高校も2割の学生しか卒業できない現状を抱えいる学校。

「危なくて誰も手が付けられない高校」と言われていたそうです。

ここにアイリス・スティーブンソンという女性音楽教師が赴任。この現状に立ち向かいます。

ゴスペル合唱団「エリートクワイヤー(“エリート聖歌隊”という意味)」を結成。

教師になる前にはブロードウェイの音楽監督を務めていた彼女。

生徒らを無事に卒業させたい一心で体当たりで音楽の魅力を教えていったのです。

この「エリートクワイヤー」は世界合唱コンクールで2年連続優勝を果たすほどに成長。

生徒も9割が卒業できるまでになり、この映画のモデルとなりました。

2016年に北海道にもゴスペルワークショップ開催のために来日されています。

「天使にラブソングを2」のこのシーンで高音で歌うのはアドリブだった

アマール役のライアン・トビーがここで高音を歌い、みんなを驚かせるシーン。

実はこれ、彼のアドリブ。なので、この時のみんなのリアクションは本物だったわけです。

まとめ

では、引き続き「天使にラブソングを3」の情報がまとまり次第、更新しますね。

ここまで読んでいただいてありがとうございました!

ハトポッポでした!次回もお楽しみに!

「天使にラブソングを」シリーズを見逃した方はコチラで見られます!

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