富山県の難読地名と由来10選!エセ富山県民でもシン富山県民でも由来は知らない?

富山県の難解地名とその由来

富山県の難読地名が話題です。

富山県民として、今回は富山県の難読地名の由来10選を紹介したいと思います!

それではどうぞ!

もくじ

富山県の難読地名の由来①「戸破:ひばり」

諸説あります。

もとは「へわり」と読んでいた。

「へわり」は「一帯の泥沼の縁辺を田地割した辺割に由来するもの」とのこと。

つまり分割された田んぼのことだったようです。

これを、地元で「ひわり」や「ひばり」といった俗称で呼ぶようになり、現在「ひばり」と読むようになったようです。

昔々、干ばつで水不足になって雨乞いに行ったところ、たちまち戸を破るような大雨になった。

このことに由来するという説もあるようですが、よく分かっていません。

ちなみに「へわり村」は室町時代の文献にあるそうです。

当時この一帯は京都・下賀茂神社の荘園「倉垣庄」と呼ばれた場所で、戸破村もその一部だったようです。

富山県の難読地名の由来②「総曲輪:そうがわ」

お城の中の、今でいう軍隊が駐屯する平らな場所を曲輪(くるわ)と呼びました。

郭(くるわ)とも書きます。

江戸時代のお城では一番外側の曲輪(くるわ)に商人街を置いたそうで、そこを総曲輪と呼んだそうです。

富山市に住む人々は、「そうがわ」と聞くと下の写真のアーケード商店街がパッと頭に浮かびます。

富山市の中心にある商店街です。

富山県の難読地名の由来②「総曲輪:そうがわ」
総曲輪通り
引用:wikipedia

かつては「総曲輪小学校」という学校もありました。

富山県の難読地名の由来③「西田地方:にしでんぢがた」

かつて役所のことを「地方(じかた)」と呼んだそうです。

田んぼを管理する役所は「田地方(でんじかた)」と呼んでいたらしいです。

その西側だから「にし・でんじかた」のようです。

ちなみに東田地方(ひがし・でんじかた)町もあります。

富山県の難読地名の由来④「西四十物町:にしあいものちょう」

昔、魚屋のことを「あいものや / あみものや」ということから名づけられたそうです。

富山城の城下割のときにここに西の魚屋市場が出来たので西四十物町と言つたのが由来なのだとか。

富山県の難読地名の由来⑤雨晴 あまはらし

1187年、義経一行が奥州平泉へ向かう途中ににわか雨が降り出し、弁慶が岩を持ち上げ、その陰で雨宿りをしたという伝説があります。

ここで義経らは雨が晴れるのを待ったわけです。

「雨晴」という地名はこの伝説に由来します。この岩を「義経岩:よしつねいわ」と呼びます。

義経岩の上には義経神社があり、「義経の腰掛」や「弁慶の足跡」といわれる跡が残っています。

義経岩
引用:wikipedia

また、この岩は海岸にあり、この海岸を「雨晴海岸:あまはらしかいがん」と呼びます。

「日本の渚百選 / 白砂青松百選 / 日本の海水浴場88選」にも選ばれるなど、素晴らしい風景の海岸です。

夏場は遠浅で絶好の海水浴場にもなる人気の海岸でもあります。

雨晴海岸
引用:wikipedia

富山県の難読地名の由来⑥「今生津:いもづ」

近隣に笹津(ささづ)、寺津(てらづ)と「津」と付く地名が散見されます。

「津」は船着場があったことを示しています。

かつて、この近隣の物流の中心は水運で、今でも神通川(じんづうがわ)が近くを流れています。

生きるために必要な地から「生」を付けたとされています。

「今」が名前に付く理由は不明です。

富山県の難読地名の由来⑦射水市 いみづし

「万葉集」に「伊美豆」・「伊美都」と書いてあったことから名付けられました。

「いみづ」は、「出ずる水」の意で、「湧き水」を示したとする説があります。

「出水」ではなく「射水」にした理由は不明。

「日本のベニス」と称される内川や海王丸パークなどがあり、射水市内の観光エリアとなっています。

富山県の難読地名の由来⑦射水市
「日本のベニス」と称される内川

射水市は2016年公開の竹野内豊、江口洋介、松坂桃李が出演した映画「人生の約束」の舞台となりました。

富山県の難読地名の由来⑦射水市 
海王丸(かいおうまる)
引用:wikipedia
引用:シネマトゥデイ

「人生の約束」では出演者たちの徹底した富山弁が素晴らしかった作品でもあります。

富山県人から見ても「すごい」と思わせるものがあるくらいでした。

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富山県の難読地名の由来⑧滑川市 なめりかわし

諸説あります。

ひとつは、日本海の怒濤が河川に入り込むことから「波入川(なみいりかわ)」から転じた説

もうひとつは、当地を流れる川の川底が苔などで滑ることからとする説

両方の説を足したような雰囲気があるような…。

滑川市はホタルイカの漁獲量が多いことで有名です。

下の画像は「ホタルイカの身投げ」と呼ばれる現象。

産卵に砂浜付近に来た大量のホタルイカが光って幻想的な光景を作り出します。

地元の人たちはこのホタルイカを家に持ち帰って食べるというのがよくニュースでやってます。

富山県の難読地名の由来⑧ 
ホタルイカの身投げ
ホタルイカの身投げ。
海面が幻想的に光る。

富山県の難読地名の由来⑨立山町 たてやままち

日本三霊山の一つ立山にちなむ町名です。

立山の山の由来は、日本を作り終えた神が天界に戻る際に踏み台代わりに足をかけて立った山だから「たちやま」という説があります。

富山県の難読地名の由来
富山市内からいつも見える立山連峰
この山々のためか、
富山は比較的台風の被害が少ない

富山県の難読地名の由来⑩婦負 ねい

婦負は、もと売比(めひ)と書いたそうです。

諸説あります。

ひとつは、鵜坂神社の祭神である鵜坂姉比咩神(うさかねひめのかみ)・鵜坂妻比咩神(うさかめひめのかみ)に由来するとする説。

もうひとつは杉原神社のある杉原野開拓伝承に、沼に落ちた女神を男神が背負って助けた(婦を負う)という史話があります。

まとめ

富山県の難読地名と由来10選でした。じつは富山県人でも上記はけっこう読めないひとが多いと思います。

富山の人で、読めなかった場合も「エセ富山県民だぁ」なんて落ちこまなくても大丈夫です。

最後にちょっとオマケです。

富山駅から歩いて10分くらいのところに「世界一美しいスターバックス」があります。

他にもちょっと富山関係の話があるので、お時間のある方はぜひ!

下のリンクからどうぞ!

それでは素敵な1日を!ハトポッポでした!

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