扇谷厚子さんは元CAの「ショーグンバーガー」シェフ!プロフィールと日本&世界大会ストーリーを紹介!

扇谷厚子さん 元CAのショーグンバーガーシェフ プロフィールとハンバーガーストーリー
もくじ

「ショーグンバーガー」シェフの扇谷厚子さんプロフィール


生年月日:1976年7月6日
年齢:46歳(2023年1月時点現在)
出身地:富山県魚津市
出身高校:富山県立桜井高校
出身大学:跡見学園女子大学 美学・美術史学科

富山市にある焼肉店「大将軍」グループGANESHA(ガネーシャ)の常務。

ハンバーガーを6年間毎日食べ続け、これまで作った新メニューは約1000種類に上るとか

ちなみに出身地の富山県魚津市は「蜃気楼(しんきろう)」で有名な場所です。

海の水平線の上に陸側の景色がぼんやりと浮かび上がる現象です。

4~5月に多く、年間で見られる20~40回ほど。出現すると地元ではニュースになります。

「ショーグンバーガー」シェフの扇谷厚子さんの出身は富山県魚津市。魚津市は蜃気楼で有名な場所。
引用:魚津市HP

扇谷厚子さんは元CA!なぜハンバーガーの世界に?

扇谷厚子は以前「ANA(全日本空輸株式会社)」でキャビンアテンダント(CA)をされていました。

1999年から6年間、勤務されていたようです。

1999年はバブル経済の崩壊後の就職氷河期の真っただ中。

TVでは頻繁に就職できない人々を報道していました。

扇谷厚子さんは元CA!なぜハンバーガーの世界に?
引用:リクルートワークス研究所

そんな時代にANAのCAという職業をゲットするというのはものすごいことだと思います。

しかし、扇谷さんは一度きりの人生だからいろんなことに挑戦したいと考えANAを退職。これもすごい…

元CAだったことを活かし、接客業のセミナー講師やネット販売のコスメショップの店長として勤務。

2016年にはイベント、商品、地域などのブランディングやプロデュースをしている会社を自ら立ち上げたとか。

そして肉好きということから、精肉や焼肉レストランを運営する”有限会社大将軍”(後に”GANESHA:ガネーシャ”へ社名変更)に入社。

経歴が様々でバイタリティーありすぎるくらいに感じますね!

自らのルールを持っていて、インスタで紹介されています。

ショーグンバーガー扇谷厚子さんはの7ルール
扇谷厚子さんの
インスタグラムより引用

扇谷厚子さんの勤めるショーグンバーガーとは?

扇谷厚子さんの勤めるショーグンバーガーが富山で誕生

GANESHA(ガネーシャ)という精肉業・飲食業店を手掛ける会社が運営する富山発のハンバーガーショップ。

ショーグンバーガーの他にも富山の”焼肉ハウス大将軍”、”SHOGUN PIZZA”などの店舗があります。

富山市では「大将軍」というと誰もが「あ、焼肉屋ね」と想像する存在感があります。

ショーグンバーガーは焼肉店の強みを生かした豪快な和牛バーガーが売りのお店で1号店を2017年4月にオープン。

2023年現在、富山・金沢・新宿・町田・秋葉原・渋谷・おおたかの(千葉市)・横浜・心斎橋の9店舗があります。

扇谷厚子さんの勤めるショーグンバーガー
ショーグンバーガー
インスタグラムより引用

1号店は富山市総曲輪通りという商店街にあります。

ハトポッポ

私も当初のお店を知っています。
場所はこの近くのすっごく小さな目立たないお店でした。
ここに移転した当初も、もっと小さいお店でした。
工事を経て、今の大きさになったようです。

扇谷厚子さんらが最初に出店したショーグンバーガー1号店
富山市総曲輪通りの1号店
撮影:ハトポッポ

その当時は和牛を使ったハンバーガー屋がなく、東京や海外に和牛を使った飲食でいずれ挑戦したいという気持ちで和牛を選んだとのこと。

かなり手探り状態での出店だったらしく、焼肉屋スタッフからも「うまくいくのか?」と思われていたとか。

運営母体であるガネーシャ社長の本田さんも、当時のことをこう述べられています。

SHOGUN BURGERはチェーン展開向きじゃないと何度も言われた。

店内で手作りし、焼き手によって美味しさがかわってしまう、こんな高単価なハンバーガー屋なんてうまくいくわけないと何度も言われてきたけど、

全部無視してここまでやってきた。

※本田さんのnoteより引用

逆風を体いっぱいに受けながらのスタートという雰囲気を感じます。

都市部のハンバーガー屋に行っては食べて勉強して試作品をつくって、扇谷さんたちは毎日深夜まで働き詰めになっていたそうです。

売れない日もある中、地道なチラシ配りをしたり、お店の前を歩く人に手を振ったり…

いつしか、土日には行列のできる日も見られるようになっていったそうです。

扇谷厚子さんらが最初に出店したショーグンバーガー1号店での試行錯誤のバーガーたち
扇谷厚子さんのインスタグラムより引用

今でこそ都市部も含めて9店舗展開しているショーグンバーガーにも、そんな時代があったのですね。

ハトポッポ

ちなみに私自身、この時代のショーグンバーガーにはちょこちょこ行ってました!
当時の富山市にはマック以外にこれといったハンバーガー屋さんがなく、とても珍しく見えました。
ハンバーガーはもちろんですが、フライドポテトのカリッとした食感がとっても美味しくて新鮮で、セットメニューに加えて、フライドポテトも単品で頼んでいました。
「いました」っていうか今でもそうですが…

扇谷厚子さん&ショーグンバーガーが東京へ進出!

Japan Burger Championshipチャンネルより

お店がそんな発展をしていったオープン2年目、”東京でSHOGUNBURGERを”という話が。

場所は新宿歌舞伎町。ついに東京進出を果たします。

しかし、高い単価に歌舞伎町で「ショーグン」という名前。

お店は「外国人客向け」と思われ、日本人客が入らないという散々なスタートだったそうです。

おかしいぞ。おかしい。こんなはずではなった。

毎日お祭りのように人がいる、歌舞伎町のさくら通り。

SHOGUN BURGERと書いた看板と提灯があれば集客には困らないだろうと思っての出店だったが、まったくお客様が入らない。

1日6万円ぐらいの売り上げが毎日続く。家賃120万。これはまずい。
朝から深夜まで毎日働いた。深夜は友達を呼んで毎日スナック営業。

※ガネーシャ社長 本田さんのnoteより引用

日本人客を獲得しようと試行錯誤の日々の中、少しずつ増えていく日本人客の中にTV番組の関係者が…

その繋がりが縁になり2020年に”女子グルメバーガー部”というドラマにショーグンバーガーが登場!

扇谷厚子さん&ショーグンバーガーの持つエネルギーのすさまじさを感じずにはいられません!

扇谷厚子さん&ショーグンバーガーが東京へ進出!女子グルメバーガー部に登場
ショーグンバーガーの
インスタグラムより引用

扇谷厚子さん率いるショーグンバーガーが日本一に!

その後も毎日お店でハンバーガー作り続けていた扇谷さん。

会社も社長も「狂気」と感じるくらい心配される日々もあったそうです。

そんな日々の中2022年日本一おいしいハンバーガーを決定する大会へ出場することに。

その名は、Japan Burger Championship:ジャパン バーガー チャンピオンシップ (以下JBC)。

ジャパン バーガー チャンピオンシップ
フェイスブックより

これは本場アメリカでその年の世界一美味しいハンバーガーを決定する大会、World Burger Championshipの国内公式大会。

日本の国内大会はこれが記念すべき第一回大会でした。

しかし大会出場は本人の意思とは半ば関係なく決まったそうです。

当の扇谷さんは大会のためにハンバーガーをつくる事に興味が湧かなかった。

気持ちがついていかないままのエントリーと、盛り上がる周囲とのギャップもあったそうです。

一方で、TBS「スッキリ」の密着取材が決まるなど様々な物事が進行する中で、気持ちを高めていったそうです。

扇谷厚子さん率いるショーグンバーガーが日本一に!
ショーグンバーガー
インスタグラムより

そして本気で大会に全力投球の結果、見事優勝!

初代日本王者という快挙を達成します!

これにより、ショーグンバーガーは世界大会への切符を手にしました!

扇谷厚子さん率いるショーグンバーガーが日本一に!
ショーグンバーガー優勝が決まった瞬間
Japan Burger Championshipチャンネルより
感極まる扇谷さん
Japan Burger Championshipチャンネルより
扇谷厚子さん率いるショーグンバーガーが日本一になったことを伝える地元紙
お店の前の看板
地元の新聞がこれを掲載

地元の新聞でも大きく取り上げられていました。

一方で…

大会後、JBCには「やらせじゃないの?」「有名店が一店も出ていないのに、“日本一”なんて言えるの?」という声もあったそうです。

しかし、JBC主催者の前田さんは大会のガイドラインの公平性を述べ、フェイスブックの中で語っています。

JBC2022の優勝店は間違いなくSHOGUN BURGERなんです!

そして、優勝が決定してからやりとりを続けさせて貰っている扇谷シェフをこの3ヶ月近くで見ていて確信した事があります。

この人は勝つべくして勝ったんだ。と。

扇谷さんがどれほどの気概と準備を持ってJBCに出場していたか。

そして今回の世界大会に臨んでいるかを知ったら、みなさん言葉が出ないと思います。

常人だったら多分倒れている。私はそう思います。それくらいの準備とtry&errorを積み重ねているんです。

(JBCフェイスブックより引用)

扇谷厚子さん率いるショーグンバーガーが世界大会へ挑む!

扇谷厚子さん率いるショーグンバーガーが世界大会へ挑む、が…

扇谷厚子さん率いるショーグンバーガーは世界大会6位に!
Japan Burger Championship
フェイスブックより引用

いよいよ、ショーグンバーガーがアメリカのテキサス州の世界大会に出場。

出場は世界中から30チーム。予選を通ったチームのみが決勝に進みます。

先述の国内大会が初開催であったので、世界大会も初出場となります。

世界大会の開催は、これが第10回目。

しかしJBC側は国内大会で費用が膨らみショーグンバーガーをアメリカへ送り出す費用が不足する事態に…

スポンサーもつかず渡航費をクラウドファンディングも使って工面するという状態に。

何とか費用を工面したようですが、こんな苦労もあったんですね…

世界に挑む扇谷厚子&ショーグンバーガーの戦略とは?!

大会には当然ながらルールがあります。

予選はコロンビア産コーヒー豆が使用必須食材で、2時間以内に6つのハンバーガーを一から作るというハードなもの。

決勝は1.5時間以内に11個のハンバーガーを作成などのさらにタイトなルール。

しかも、ハンバーガーは11個でも、1個に使用する肉は2つなので22個焼く必要があったとのこと。

試食会を重ねたことをJBCが紹介しています。

試食会:世界に挑む扇谷厚子&ショーグンバーガーの戦略とは?!
試食会の様子
JBCのフェイスブックより引用

現地入り後は5日目が大会開始日のため、その間に様々な準備を進めていたようです。

扇谷さんは現地に入っても材料や使う鉄板の調査に余念がなく、バンズ用に使う生地まで調達。

バンズはハンバーグをはさむパンのこと。なんとドーナツ生地をバンズに使っていました。

ちなみにドーナツ生地を使ったバーガーは「ルーサーバーガー」と呼ぶそうです。

世界に挑む扇谷厚子&ショーグンバーガーの戦略とは?!
公式SHOGUNチャンネルより引用
様々なバンズを調査する扇谷さん

使う鉄板も現地で購入されています。慣れない土地でこういった下準備もされていたんですね…

どのようなハンバーガーをつくるのか、などのミーティングを重ねておられますね。

扇谷厚子さん率いるショーグンバーガー戦略会議
公式SHOGUNチャンネルより引用
現地での買い出しと作戦会議
ハンバーガーの図にドーナツと書かれています

しかし、トラブルはつきもので、上記で購入したホットプレートが大会ルールで使用できないことが判明。

急きょ、別の道具を購入して対応した様子が公式チャンネルで紹介されています。

それでも本番では鉄板の温度が分からずに困ったそうです。

本番まで現地に入ってもそんな試行錯誤を重ね、まずは見事予選を9位で突破!

世界の強豪を相手に、これだけでも十分にすごい気がしますね!

扇谷厚子さん率いるショーグンバーガーは世界大会は予選9位に
JBCのフェイスブックより引用
左下のバーガー、確かにバンズは中央がないドーナツ生地ですね。
右下が予選突破の瞬間。

決勝は別の日ですが、日本の食材であるレンコンなどを日本企業のスーパーで調達。

そして、予選で苦労した「鉄板の温度」を分かるようにするための温度計も調達。

世界に挑む扇谷厚子&ショーグンバーガーの戦略
公式SHOGUNチャンネルより引用

22個の肉を焼く必要もあり、肉を保温する用具も現地で調達したようでした。

決勝の前日までそんな地道な作業が続いていたんですね…

そして決勝の結果、ショーグンバーガーは堂々の第6位入賞!!

世界に挑む扇谷厚子&ショーグンバーガーの最終結果
WORLD FOOD CHAMPIONSHIP公式HPより引用
6位にショーグンバーガーと扇谷さんの名前

昨年の優勝チームは10位だったので、6位っていかにすごいことなのかが分かる気がします!

さらに、10位以内のチームということで来年のシード権まで獲得したそうです!

次回は国内予選が免除されるみたいです!

扇谷厚子さん、そしてショーグンバーガーは、本当にタダモノでなないですね!

世界に挑む扇谷厚子&ショーグンバーガーの最終結果
WORLD FOOD CHAMPIONSHIP公式HPより引用

まとめ

扇谷さんは世界大会に出る前、このように語っておられます。

日本人の味の好みや緻密さなどをワイルドなハンバーガーにプラスすることで日本人らしいハンバーガは出来てる思う。日本人らしいやり方で、日本人の味を大切にさえすれば海外でも行けるのではないか、というふうに思ってます。

この思いを貫き、世界大会で入賞を果たされたようです!本当にカッコよくて、素敵な方だと思います!

これからも扇谷厚子さんのご活躍を、ショーグンバーガーの発展を応援したいです!

ここまで読んでいただいてありがとうございました!

それでは良い1日を!ハトポッポでした!

富山にはスタバ公認の「世界一美しいスターバックス」もあるんです!

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