新学期にはノート変える?変えない?問題まとめ【中学・高校生向け】

新学期にはノート変える?変えない?問題まとめ【中学・高校生向け】

こんにちは。元塾講師10年のハトポッポです。

学年の変わる新学期になると、生徒たちにちょこちょこ聞かれたりしたのが、このタイトルのことです。

ということで、今回は「新学期になったらノート変える?変えない?」について記します。

もくじ

新学期にはノート変える?変えない?

結論は、どっちでもいいと思います。大雑把な回答ですみません(笑)

というのは、その人ごとに状況も好みも違うからです。

学校で配布されたノートを使うことがルールになっている学校もあれば、特にルールのない学校もありました。

新学期に新しいノートにする生徒もいれば、前の学年で使っていたノートをそもまま使う子もいました。

というわけで「その人の状況や好みに合わせて」が結論です。

上記のような学校のルールが特になければ自由に決めることになります。

ポイントはそれぞれのメリット・デメリットを比較してどっちを取るか、ということになります。

以下にそれぞれの観点を見て行きましょう。

新学期にはノート変える?変えない?

新学期にノートを変えるメリット

新学期にノートを変えるメリット①前の学年内容の復習をするときに、見つけやすい

例えば中学生の場合、数学の【1次関数】の復習をしたいとします。

1次関数は2年生の範囲です。

このため、2年生のノートを見るとすぐに見つけられる、ということですね。

本棚に教科書と問題集もセットにして置いておけばとても便利でしょう。

高校生が英語の「文型(第1~第5文型)」を復習する場合は、1年生の範囲であることが多いです(学校によります)。

このため1年生のノートとして分けてあれば、すぐに見つけやすいでしょう。

「前の学年の内容を復習するときに見つけやすい」がこの場合のメリットと言えます。

新学期にノートを変えるメリット②気持ちが新鮮になる

「新しいクラス、新しい学年、新しい先生、そして新しいノート」という心機一転になると勉強する気持ちも新鮮になりそうですね。

気持ちを入れ替えて勉強して、前よりも勉強がちょっと面白くなるという相乗効果も期待できるかもしれません。

ノートを変える生徒は、実用性等よりもこっちの理由のほうが多い印象ですね。

ではノートを変えるデメリットを見てみます。

新学期にノートを変えるデメリット

新学期にノートを変えるデメリット:余ったページがもったいない

これは、誰もが思うことじゃないかな。

余ったページが多いほど、ちょっと後味の悪さが残りますよね。

割り切って気にしない人もいれば、「使い道ないかな…」と悩む人もいるでしょう。

そこで!悩む人のために、余った紙の活用法をいくつか紹介します!

余った紙をノートから切って、別のノートをつくってしまう方法です。

新学期にノートを変えるデメリットを解消する文房具①レールホルダー

「レールホルダー」とか「レールクリアーホルダー」とか呼ばれる文房具です。

使い方は次の動画を見て下さい。

ここでは「20枚挟める」と紹介されていますが、僕自身が使っている感想では30~40枚でも大丈夫です。

ですが、文房具屋さんではA4サイズがほとんどで一般的なノートのB5サイズはあまり見かけません。

お店に売っていない場合は通販で買うのがいいかな~という感じです。

ちなみに、毎回A4サイズのプリントが配布されるとかの授業ではレールホルダーのA4サイズを使って管理するとかなり便利です。

  • コクヨ レールホルダー B5サイズ 5冊セット
  • 価格(税込)…ヤフー:456円 +送料 / 楽天市場:625円 +送料 / アマゾン:914円+送料

新学期にノートを変えるデメリットを解消する文房具②穴あけパンチ

職員室とかにこれの大きいものがよくあります。

いつも大きいものを見かけるせいで

「B5,A4サイズ用の穴あけパンチって、大きいサイズだ」

っていう先入観ありますよね。

しかし!コチラは片手持てるサイズで、A4とB5サイズの両方の紙に使える優れものです。

これを挟んでおくルーズリーフが必要ですが、余った紙を再利用するのにかなり便利です。

僕もこれを使用しています。買って損はないと思います。ホント便利です。

新学期にノートを変えるデメリットを解消する文房具②穴あけパンチ
  • 穴あけパンチ A4/B5/A5 【穴数】30穴/A4、26穴/B5、20穴/A5
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新学期にノートを変えるデメリットを解消する文房具③テフレーヌ

で、穴をあけた紙を挟むルーズリーフですが「コレ、めっちゃ便利!」と実際に使って思ったものがあります。

「テフレーヌ」というノート。下の説明をご覧ください。

新学期にノートを変えるデメリットを解消する文房具③テフレーヌ
引用:キングジム

商品名は「手が触れぬ=テフレーヌ」というネーミング通り、ノートに記入するときにリングが邪魔になりません。

一般的なこういう薄いリングノートは紙の差し替え・追加がちょっとしづらいですよね。

ですが、これは上下のリングだけ通せばいいのでサラッとできます。

ノート提出の時にも、ルーズリーフを使っている人はこれに挟んで提出、というときにも便利です。

  • テフレーヌ B5サイズ
  • 価格(税込)…ヤフー:845円+送料無料 / 楽天市場:368円 +送料 / アマゾン488円+送料

バインダータイプもありますね。ルーズリーフみたいな分厚いタイプのやつです。

ノートはルーズリーフ派だな、という人にお勧めですよ!

色もたくさんあるので文系・理系科目に分けたりするとパッと見て分かりやすいと思います。

新学期にノートを変えるデメリットを解消する文房具③テフレーヌ
  • テフレーヌ バインダータイプ B5サイズ
  • 価格(税込)…ヤフー:845円+送料無料 / 楽天市場:550円 +送料 / アマゾン621円+送料

ところでこのテフレーヌ、2020年に放送された竹内涼真さん主演、TBS日曜劇場「テセウスの船」というドラマで使用され、話題になりました。

主人公が過去と現在をタイムスリップして父親の冤罪(えんざい)を解き明かしていく物語。

主人公が情報整理にオレンジ色のテフレーヌを使用して人気となり、当時は品薄になっていました。

余ったノートの活用法に、こういうのもありました。

コレ、本当にすごい!!

一般的にジャポニカ学習長って小学生がよく使うノートです。

「数学2B」は(中高一貫校等でなければ、一般的には)高校生の科目です。

小学生の頃のノートを有効活用しているということですよね…

この活用法はまさにモデルケースだと思います。

では、話を戻していきましょう。

新学期にノート変えないメリット・デメリット

これはさっき見てきた話しの逆になりますね。

新学期にノート変えないメリット

ノートや紙の無駄が起こらない。これが大きなメリットと言えます。

先ほど紹介した文房具をわざわざ買う必要性も薄れるというわけですね。

出費が少なくて済むので経済的にもメリットが得られるわけです。

新学期にノート変えないデメリット①

これもさきほどのメリットの反対で、学習した内容の復習をするときかな。

「ノートのどのへんだっけ?」と思ったときに学年ごとの内容に分けて探すのがちょっとやりづらい点でしょう。

でも、これは付箋(ふせん)やインデックスを貼るなどして見やすくしとけばそんなに問題はないかな、という気もします。

新学期にノート変えないメリット・デメリット
僕が使用しているテフレーヌです
インデックスで見やすくしてあります

新学期にノート変えないデメリット②

「ノートを買えるメリット」に気持ちが新鮮になる、と言いました。

ですが、変えなくてもそんなに気分は変わらないかな、と個人的には思います。

「心機一転したい!」と思うかどうかの違いかな…と。

この辺はその人の性格に合わせるのが良いと思います。

大学ノートにする?ルーズリーフにする?

最初に「大学ノート」というのは「普通のノート」のことです。「キャンパスノート」とも呼ばれます。

ルーズリーフはファイルの真ん中のバインダーに紙をはさんでいくタイプのもの。

さっき紹介した「テフレーヌ」もルーズリーフと呼ばれます。

どっちを使うか、迷っている生徒がちょこちょこいますね。

これも、どっちでもいいと思います。その人の状況や好みに合わせると良いでしょう。

ちなみに僕は中学までは大学ノート、高校からはルーズリーフで、今でもルーズリーフが多いです。

主な理由は「丈夫だから」です。

ノートを見返していると、ページがボロボロになってノートから外れることがよくありました。

ルーズリーフはそれが起こらないので、こちらを使うようになりました。

それと、高校生になると科目が増えて1冊ずつ分けるのが面倒になったからです。

ルーズリーフにしておけば複数の科目を1冊にまとめられたので手間が省けた感じがありました。

一方で、「ルーズリーフを使わない」という人の理由に多いのが「必要なページを無くすことがあるから」というもの。

特にノート提出になった時に、「あれ?あのページが抜けてる!」ということがあるから、という声がよく聞かれました。

確かに、これもよく起こります。

ルーズリーフって書くときに紙をバインダーから外して書くことが多い。

そうなると、前日に家でノートを書いて次の日に提出となったときにこれが起こりやすい。

「紙をバインダーから外したまま、家に忘れた!」というパターンです。

家でちゃんと頑張ったのに、めっちゃテンション落ちる瞬間です

なので、「ノート提出」が頻繁にある人は要注意ですね。

新学期にノート変える / 変えない 以外の余談(興味ない人は飛ばしてね)

(蛇足の話)通知表の「意欲・関心・態度」が「C」にならないようにしよう!

余談ですが、中学生のみなさんにアドバイス。

中学生の男子ぃ~!女子ぃ~!注目!!!

通知表の成績をアップさせる、または維持するためには各科目にある「意欲・関心・態度」が「C」にならないことです。

提出物の状況が悪いと、「意欲・関心・態度」の評価が上がりません。または「C」がつきます。

そうなると、テストの点数が良かったとしても通知表の評価はほとんど上がらないケースが多いと思ってください。

ちょっとここについて話すと長くなるので、ここでは「提出物は出そう」という話だけにとどめます。

新学期にノート変える /  変えない 以外の余談(興味ない人は飛ばしてね)

(蛇足の話)保護者の皆様へ

ちょっと蛇足なんですが…もしもご覧になっていたら、保護者の皆様へ。

子供に対する態度が「説教くさい」になりがちで、子供の心が自分から離れているかも、と思ったらちょっと踏みとどまってみませんか?

自分がキライな上司・顧客・友人などを想像してみませんか?

その人、説教くさい・ダメなところだけ言いに来る・認めてくれない、相手の話を聞かない…とかありませんか…?

蛇足ですが少し、過去の話をします。もしも参考になれば…

僕が塾の先生で駆け出しだった頃、生徒を叱ることが多かったです。

新学期にノート変える /  変えない 以外の余談(興味ない人は飛ばしてね)

でも、子供たちの心が自分から離れていくと表情が変わる、成績が上がらない、そして塾をやめるなど目に見える形で表れていきました。

今でもハッキリ覚えているのが、塾講師4年目だったころ、当時中学2年だった男の子が塾を辞めた理由でした。

ここではK君と呼びます。

辞めた理由は言わずに去っていきました。でも、僕がよく説教をした子でした。

塾をサボる、宿題はしない…ということが多く、何かと「根性論・正論」の説教に僕は走っていました。

K君が辞めた理由は、自分の中では分かっていました。

そして後日、K君の友達から「あの子、駅近くの別の塾に行った」という話を聞きました。

もちろんショックだったのですが、さらに追い打ちをかけられたのが、その理由です。

「そっちの塾は、ゲームセンターが近くにあるからって言ってた」

「僕という人間は、ゲームセンターに、負けた…」という現実を突きつけられた瞬間でした。

新学期にノート変える /  変えない 以外の余談(興味ない人は飛ばしてね)

ずっとそのショックが胸の中に重くのしかかって、取れなかったことを覚えています。

そのことがあってからは、生徒たちと「世間話」をして生徒たちと共感できることを増やすことを心掛けました。

その後は徐々に「生徒に対して怒る」ということが自分でも驚くほど減っていった実感があります。

腕を胸の前で組む、というクセがあったのですが威圧感を与えるため、やめました。(今は全くしません)

それでも退塾者を減らすには2年ほどかかったのですが、年間の退塾者数が「5名以上 ➡ 0~2人」に減っていきました(中学・高校卒業などの進学者以外)。

塾の生徒って一番退塾者が多いのが、中学卒業から高校入学のタイミングです。

その頃、高校に進学して塾を続ける生徒の割合は25%くらいでした。

半数以上が辞めていくということです。

しかし、塾講師6年目以降は45~60%になっていきました。

半数かそれ以上は残るという結果です。

「勉強を教える」よりも「学ぶ楽しさを伝える」という姿勢に変わっていった実感もありました。

その結果、生徒たちは「受験が終わってもこの塾に通いたい」と思ってくれるようになったのではないかと、今では勝手に思っています。

新学期にノート変える /  変えない 以外の余談(興味ない人は飛ばしてね)

何を言いたいのかと言うと、もしもうまくいってなかったら、彼ら・彼女らの話を聞いてあげて下さい。

ちょっとでもいいので、共感できるところを見つけてあげてください。

「話を聞いてくれるんだ」という実感を与えてあげてください。

それだけでも、子供たちはちょっとだけ心を許してくれるようになってきます。

以上、余談でした。読んでくれた方々、ありがとうございました!!!

本題に戻ります。

新学期にノート変える / 変えない話に戻ります:「大学ノート」の名前の由来

ちなみに「大学ノート」という名前の理由について触れます。

今のようなノートが販売され始めたのは明治時代。

当時の東京大学近くにあった文具店が、現代のノートの原形になるようなものを売り出したから、というのが一般的な説です。

結論:新学期になったらノート変える or 変えない は状況に合わせよう

ということで、結論は最初に言ったことと同じです。

新学期になったらノート変える or 変えないについては、それぞれのメリットやデメリットをベースにして

個々の状況や好みに合わせて決めましょう。

で、補足は「ノート提出がある人は、ルーズリーフにするときは扱い方に注意しましょう」

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!ハトポッポでした!

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