“勝利の法廷式”ドラマ第2話のあらすじとネタバレ感想!今後の考察も!

"勝利の法廷式"第2話のあらすじとネタバレ感想と考察です!

この記事では「勝利の法廷式」第2話のあらすじとネタバレ・考察についてです。

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もくじ

「勝利の法廷式」第2話あらすじ・ネタバレ

「勝利の法廷式」ドラマ第2話あらすじ 冒頭シーン

では、蘭(志田未来)は、花の元を訪れ、「再審請求をしないか」と持ち掛ける。

「私は誰を殺したことになってると思ってるの?もう来ないで」と花はその申し出を断るところから第二話はスタートする。

「勝利の法廷式」ドラマ第2話あらすじ 本編:フードデリバリーの男、速水

蘭は、黒澤(風間俊介)の自宅で法律事務所を開業した。

蒼(髙橋優斗)も父・大治郎(升毅)の事務所を辞めて、蘭の事務所に加わる。

ある日、蒼の大学時代の同級生である速水政樹(泉澤祐希)が蘭に弁護を依頼したいと事務所を訪れる。

フードデリバリーの配達員をしていた速水は、配達先の女性・結衣(生駒里奈)に訴えられたのだ。

速水は結衣の家に配達に訪れた際、自分の連絡先を書いたメモを添えたり、家の周辺をうろつく姿が目撃されていた。

結衣の夫・大輔(白石隼也)が速水のそうした行動に不信感を抱き、弁護士を通じて速水に警告する。

だが速水が結衣へのこうした動きを止めず、ストーカー行為として慰謝料請求訴訟となった。

速水は蘭たちに、結衣と執拗にコンタクトを取ろうとしたのは彼女がDVを受けているからだ、と告白。

速水の言い分は「1年前、最初に配達した時に結衣が大輔に暴力を振るわれる様子を見た。その後も家から悲鳴や怒号が聞こえたからです。一連の行動は彼女を助けようとやった」という。

黒澤は「速水がストーカー行為をごまかすためにそう言っているのでは?簡単に人を信用するな」と疑いの気持ちを持つ。

蘭と蒼は速水を信頼し、結衣の近隣住民の聞き込みを開始。

蘭と蒼が聞き込みを進めるものの、速水に有利な証拠は得られない。

むしろ「良い夫婦だ」という情報が多い。しかし蘭は「住人には違和感があった」と感じている。

実は蒼の父、大治郎が住民たちにそう答えるように指示を出していたのである。

「勝利の法廷式」ドラマ第2話あらすじ 裁判1回目:速水の意外な一面

2人は結衣の元同僚・綾(小島梨里杏)を探し出し、結衣がDVを受けていた可能性を法廷で証言してもらう約束を取り付ける。

第一回裁判の日、蘭は黒澤から渡された脚本の内容をもとに法廷へ。

原告代理人は、大治郎と彼の部下・藤堂(遊井亮子)。

蒼(髙橋優斗)の父・大治郎(升毅)
引用:番組インスタ

蘭は脚本に従って速水が無実だという証拠を提示し、黒澤の筋書き通りに裁判が進んでいく。

綾は元同僚の結衣にリモートで話をしていた時、結衣がDVのハンドサインをしていたことを証言したのだ。

しかし、夫からDVを受けていること、DVのハンドサインを結衣にしたことを否定。

そこで蘭は、結衣の夫・大輔に「なぜ警察に相談しなかったか。警察に言うとDVが発覚する事を恐れたからか」ともちかけると大輔は「うるせえ!」と感情をあらわに。

大輔の悪い印象を裁判長に与えることができ、裁判は蘭たちの優位に運ぶと思われた。

一方、速水の知られざる一面が藤堂によって暴露されてしまう。

藤堂は「速水が6年前、結衣がアイドル活動をしていた頃のファンだった」という事実を動画とともに示した。

速水はデリバリーをした家が結衣の家だったことを知り、嬉しくなりストーカー行為に至ったと語る。

このことから裁判は速水側に不利になる。

「勝利の法廷式」ドラマ第2話あらすじ 裁判2回目:もう一人のデリバリー員

蘭たちは結衣が整形外科に何度も通っていた事実を突き止める。そして結衣が整形外科に通っていたカルテを入手。

DVによるものと思われる数々の打撲や捻挫などがあったことを突き止め、証拠として提示。

そして住民の監視カメラから、別の男性フードデリバリー員が自宅に訪れていた事実も突き止めた。

結衣はこの配達員が誰かを問われるが、このデリバリー員が誰なのかはわからないと証言。

蘭は速水に「あなたはこのデリバリー員が誰なのかを突き止めていたのでは?」と問う。

速水は「知りません。もう終わりにしてください。僕から話すことは何もない」と答える。

しかし蘭に「彼女を救ってあげられるのはあなただけです。あの配達員は彼女に何を配達していたのですか」と迫る。

裁判は脚本通りに進む。

速水はこう答える「覚せい剤です」

もう一人のデリバリー員の正体は、覚せい剤の売人だったのである。

結衣はDVの苦痛から逃れるために覚せい剤を使っていた。

大輔は結衣をDVからではなく、覚せい剤から救おうとしていたのだ。

しかし、結衣が逮捕されることを恐れ、このことを言えなかった。

これがこの裁判の真実だった。

大輔は法廷で結衣に告白する

「大学時代、劣等感を抱いていた自分にとって、前向きなあなたは僕の希望だった。ずっと輝いていてほしい。いつまでも僕の目標でいてほしいんです」

結衣は泣き崩れた…

「勝利の法廷式」ドラマ第2話あらすじ 蘭、再び花のもとへ

蘭は再び花のもとを訪れる。息子の陽斗(はると:市野叶)の写真を見せながら語りかける。

「真犯人を見つけ出して、必ず無実を証明してみせるから」

「勝利の法廷式」ドラマ第1話~2話 感想と考察① 今後の予想

これまでのストーリーの中で気になる点や考察を挙げます。

結論から言うと今のところ、予想しているのは以下のこと。

まだまだ物語の展開は先ですが…

  • 早乙女漣は、連続女性殺人事件の犯人ではない
  • 早乙女漣は、連続女性殺人の真相にかなり迫っていた
  • 早乙女漣殺害は計画的犯行
  • 神楽蘭には早乙女花が無実だという確信がある
  • 連続女性殺人事件の真犯人を最後にあぶり出すのは、神楽蘭 
  • 早乙女花の裁判の時、住民の目撃情報を操作したのは流川大治郎(ではないか…弱気)

まず、黒澤が最初から早乙女花の裁判を動かしていた可能性は押さえておきたいところです。

黒澤の家にある、新聞などの切り抜きを貼ってある部屋はやはり見る者の注意を引きますね。

連続殺人事件から、早乙女花が懲役12年を言い渡されるまでの流れを以下に整理します。

といっても、まだ大雑把なことしか明らかになっていません。

ドラマに出てくる新聞記事や登場人物のセリフをつなぎ合わせながら見て行きます。

「勝利の法廷式」ドラマ第1話~第2話感想と考察① 指輪殺人事件から早乙女花の判決まで

「指輪殺人事件」とは、物語の中で2018年から起こっている連続殺人事件。

事件の始まりは2018年の赤羽二乃(27)の殺害事件。

この時点では通り魔事件とされていましたが、2019年にフラワーデザイナーの黛(まゆずみ?)十和(31)の殺害が起こります。

(ドラマのラストで雨の中倒れている女性)

この事件に赤羽二乃での手口と共通点があった見られたことから連続殺人事件として、警察は捜査本部を設置。

その後、2020年に真野時絵(29)、さらに(2021年か2022年の4月)、瓜生二重(25)が相次いで犠牲に。

4人の殺害には次の共通点があります。

  • 殺害に塩化カリウムの注射器が使用されている。
  • 遺体は膝を抱えた姿勢になっている。
  • 左薬指には5つの指輪がはめられている。

赤羽二乃と黛十和の事件の「共通点」とは、このことでしょう。

次に早乙女漣について。

引用:番組HP

早乙女漣は「東都出版社」に出入りしているフリーライター。

殺人事件などの記事を主に書いていた人物とのことですが、関係者は

「(早乙女漣は)事件に深入りするため、犯人に傾倒するような一面がある」

とも話していたようです。

この性格を真犯人は知っていて、最後に自分の身代わりに仕立て上げ、利用したのではないか。

実際に警察は事件の犯人候補として早乙女漣を疑っていたようです。

実際、早乙女一家の事件の直後に早乙女漣は指輪殺人事件の犯人として断定されています。

4人の連続女性殺人事件の犯人が…(中略)早乙女漣であると断定された。

自宅からは殺害された女性のDNAが付着した注射器や遺体から検出されたものと同じ塩化カリウム、被疑者の女性の左薬指に装着されていた指輪などが大量に発見された。

ドラマ内の新聞記事より

早乙女一家の事件を機に、一気に家宅捜索をしたのでしょう。

警察側にしてみると「ドンピシャ」だったわけです。

一方で、新聞記事によると「(早乙女漣は)罪を犯すような人柄には見えず、夫婦仲も良かった」とも。

この夫婦仲の話は真実と考えられます。

その根拠は、第2話の最後に見える息子の陽斗(はると)君の絵です。

「パパ・ママ・はると」と書いた父母と自分を描いていますが、その絵がとても明るく健全からです。

幼い子供の心理状態は絵を描くと如実に表れやすいです。

実際に精神状態を測る手段として、患者に木の絵を描いてもらう「バウムテスト」等があります。

話を戻します。あの生き生きとした絵は夫婦仲・家族仲をよく象徴しているものなのだと考えます。

事件の犯人に迫るには「誰が最も得をしたか」を考えるのが基本だと、よく推理ドラマでは言われます。

流川蒼が、この早乙女花の裁判は世間の注目を多く集めたものでもあったと話しています。

そんな中、早乙女花が犯人として懲役刑を言い渡されるという結末は、真犯人にはこれ以上ない程の最高の締めくくりです。

さらに早乙女漣が指輪事件の犯人であると断定されたうえ、「早乙女漣は不起訴」ということが新聞に記されています。

指輪殺人事件も、早乙女一家の事件も全て真犯人に疑いの目が向かわないまま終結しています。

世間に対しても「指輪殺人事件の犯人犯人は早乙女漣で、その漣を殺害したのは妻」という報道は、十分すぎるインパクトだったでしょう。

「勝利の法廷式」ドラマ第1話~第2話考察感想と考察① 早乙女漣は犯人ではなく、事件の真相に迫っていた

早乙女漣は「東都出版社」に出入りし、殺人事件などの記事を主に書くフリーライターです。

別件として「宮城県で起こっていた4人の女性が殺害される事件も彼が担当していた」とも書いてあります。

あくまでこれは仮説ですが、早乙女漣は指輪殺人事件を追って、かなり核心に迫っていたのではないでしょうか。

つまり犯人を突き止めていたか、それに近いところに迫っていた。

真犯人にとって、これほど都合の悪いことはありません。

早乙女漣の口封じをする必要が出てきます。つまり「存在を消す」ということです。

そこで真犯人は【(早乙女漣は)事件に深入りするため、犯人に傾倒するような一面がある】という特徴を最大限に活用しようと考えた。

早乙女漣を始末して証拠品を自宅に持ち込み、あとで発見されるというシナリオにしてしまえば真犯人には一石二鳥です。

このために、早乙女漣を殺害するという計画を立てたと考えます。

「勝利の法廷式」ドラマ第1話~第2話感想と考察① 早乙女漣を襲った真犯人は計画的に実行した

真犯人はこの計画の実行に必要なことのひとつは、早乙女漣を始末した犯人として花を巻き込むことです。

そのためには前もって「花が何時に帰宅するのか」をかなり正確に知っておく必要があります。

近隣の住民が早乙女家から物音や声などが聞こえても「夫婦によるもの」と印象づけるためです。

そして、凶器に使用した包丁に自分の指紋などを残していません。

突発的な反抗であれば、そこまでするのは不可能と考えるのが妥当ではないでしょうか。

「勝利の法廷式」ドラマ第1話~第2話感想と考察① 神楽蘭には早乙女花が無実だという確信がある

確信している理由は、花の帰宅時刻が事件発生時刻と食い違う事実を掴んでいた、と考えられるためです。

最初は弁護側に有利に進んでいたと、新聞記事にはあります。

ところが、不利になったのは証拠不十分になったためではないでしょうか。

「証拠」として足りなかったのが「早乙女一家の事件当日の、花の帰宅時間を証明するもの」です。

新聞によると、裁判の結論は次のような内容です。

  • 2021年7月21日19時ごろ、早乙女花が帰宅した後に帰ってきた漣と言い争いになり、花が漣を包丁で腹部を刺して殺害した。包丁にも花の指紋があった

しかし、実際は花の帰宅時間は夫が襲撃された直後、くらいのタイミングだったのだと思います。

真犯人もそのタイミングを十分に計算したうえで犯行に及んでいた。

理由は先述の通り。そして、新聞にはこう記されています。

  • 被告が帰宅時間を証言するも、その時に目撃した住人はおらず、虚偽の証言だとされている。

しかし、この「その時に目撃した住人」が、本当はいたのだと思います。

第一話の冒頭にこんなシーンがあります。

証人らしき女性が「覚えていません」と発言し、「え?」神楽蘭が目を大きく見開く場面です。

「え?」と蘭が驚くということは、この女性は弁護側に有利に働く証言をするはずだったのではないでしょうか。

予定通りの証言をすれば弁護側に有利となり、花が犯人ではないという方向に裁判を運べる、という段取りだったのではないか。

ところが「覚えてません」と、あまりにも想定外すぎる発言を吐いた。

つまり弁護側は突如、味方となるはずだった人物に裏切られたように見えるということです。

神楽蘭の表情はこれに対する大きなショックを示唆していたのではないかと思います。

編集や画面の演出も、この瞬間から何かが狂い始めたような感じがありました。

実はこの女性こそが事件当日の花の帰宅時間、または早乙女宅に第三者がいた可能性を知る超重要人物のはずたったと考えています。

裁判は敗れましたが、神楽蘭は「早乙女花の帰宅時刻は事件発生時刻と一致していない」という決定的な事実を確信しているのだと思います。

つまり神楽蘭は早乙女花が罪は冤罪(えんざい)だと確信している。

引用:番組インスタ

だから、第2話の最後に「花の冤罪を晴らす。真犯人を見つけ出して、必ず無実を証明して見せる」と断言しているのだと思います。

感情だけではなく、事実に基づいて言っているのでしょう。

後のエピソードで別の角度から証明していく展開なのだと思います。

それと、早乙女花の指紋のついた包丁については、次のような理由によるものだと考えます。

帰宅した早乙女花は連の変わり果てた姿に遭遇。そこに幼い息子、陽斗(はると)も来てしまう。

第1話の冒頭では、神楽蘭が「息子の陽斗君に包丁を見せまいと、急いで包丁を取りに行った際…」と説明する場面があります。

包丁についた花の指紋の理由を説明しているのだと思われます。

とっさに漣のそばにあった包丁を持って、息子の視界に入らないように包丁を投げるか何かしたのではないでしょうか。

実際に、現場のシーンでは息子の顔を覆うように抱いているのが分かります。

本当はこれが「包丁にも花の指紋があった」とされる理由なのでしょう。

「勝利の法廷式」ドラマ第1話~第2話感想と考察① 指輪殺人事件の真犯人も最終的にあぶり出すのは、神楽蘭 

早乙女花の冤罪を証明する展開になると、「では、誰が何の目的で早乙女漣を殺害したのか」という証明が必要になります。

これは「真犯人が罪を逃れる目的でそうした」ということです。

このため、「では、真犯人は誰なのか」という流れになります。

このことは早乙女花の調査と同時進行のような感じで解き明かされていくことになるのではないかな…と思います。

早乙女花の冤罪証明は、「誰が何の目的で早乙女漣を殺害したのか」という話でもあるからです。

まだここまでしか分かりません。

「勝利の法廷式」ドラマ第1話~第2話感想と考察① 早乙女花の裁判の時、住民の目撃情報を操作したのは流川大治郎(ではないか…弱気ですが)

引用:升 毅のインスタ

結論から言うと、早乙女一家事件の裁判を機に、流川大治郎は神楽蘭を事務所から追い出したかったのではないか。

流川大治郎は「勝つこと以外に価値はない」と考える一方、神楽蘭は別の考え方を持っているためです。

新聞、新聞としつこいようですが…新聞によると早乙女一家の事件の裁判において、

弁護人は、住民の目撃情報は検察側に操作されていると主張している。

とあります。コレは本当なのではないか、と考えています。

だから、実は神楽蘭が勝てないように証人の発言を変えさせるなどして、裁判を操作したのではないか。

「情報操作」が流川大治郎によって行われることが第2話で具体的に描かれています。

池上夫婦の仲を「仲のいい夫婦だ」と言うように前もって近隣住民に依頼していました。

つまり、本当のことを知りながら裁判に勝つことを目的に、真実を捻じ曲げるという情報操作です。

真実よりも、勝つことが重要。真実は必要がないという立場も明確に見えます。

これが何を示しているか、が今後のドラマのポイントにもなってくるのではないでしょうか。

ここに見えることは「神楽蘭と流川大治郎の、裁判に際する姿勢の違い」です。

神楽蘭は裁判について、こう発言しています。

  • 「真実の先が大切なんです。目の前にいる人たちの未来です。裁判が終わったあとも、生き続けてほしい」
  • 「裁判は弁護士同士のケンカじゃない。依頼者やその周りにいる人たちが問題を解決して前向きに生きられるようにするための場なんだから」

ちなみに「真実の先が…」については黒澤仁に「それは理想論だ。勝たなければ意味がない」と言い返されています。

しかし「それは分かっています」と神楽蘭は答えます。

「勝つ」ことが重要だという事実は認めてつつ、上記の姿勢と言うわけですね。

一方、流川大治郎は裁判について、こう発言しています。

  • 「(やり方が)汚いかどうか判明するのは判決の後だ。勝てば全て正しくなる」
  • 「いかに不都合なことを隠して有利に進めるか。裁判は情報戦です」
  • 「勝つ以外に何がある?」

「勝つ」ことに対して手段を選ばない姿勢が際立っています。

「正義は勝つ」ではなく「勝つのが正義」という立場。

神楽蘭と違い「依頼者」を主語にした言葉がないことも特徴のように見えます。

勝つためには真実であってもねじ曲げる、という姿勢も第二話では住民のコントロールをするという手法で表現されています。

息子の流川蒼がこれを嫌い、父の元を去り神楽蘭側につく姿勢が「神楽vs大治郎」をより際立たせる要素のようにも見えます。

いずれにせよ、裁判に対する姿勢・思想が相容れないことがハッキリと見て取れるわけです。

もう少し付け加えると、息子の流川蒼は「先輩!先輩!」と神楽蘭をとても慕っています。

以前からそうなのでしょう。

父親としても弁護士としても、気に食わない神楽蘭に息子を取られるのは面白くなかったはずです。

いずれは自分のような考え方で事務所を継がせたいのに、「神楽派」になってもらっては困る。

そういう感情が作用していたとしても、不思議ではないように思えます。

実際に流川蒼は父の元を去り「神楽派」になりました。父にとって、最も望みたくない結果でしょう。

流川大治郎の行動は第二話から神楽蘭の事務所をつぶして息子を奪還しようと、原告に接近するようになっています。

当の流川蒼も「(父は)ウチ(神楽の事務所)を潰そうとしているんですよ」と語っています。

とにかく流川大治郎は、神楽蘭が気に入らなくてしょうがない、という感じなのでしょう。

話を早乙女一家事件の住民情報に戻します。

新聞によると、早乙女一家の事件当日の住民情報にはつぎのようなものがあります。

  • 隣人が大きな物音や「ガシャン」と何かが割れるような音がするのを聞いている。
  • 犯行時には2人のアパートから大きな声や叫び声を聞いたという証言が相次いでいる。

「捜査本部はこの時に殺された可能性が高いとみている」とも。

この住民情報が真実なのかどうかは、まだ分かりません。今後の展開を待ちたいと思います。

「勝利の法廷式」ドラマ第2話 感想と考察② 黒澤仁について

「勝利の法廷式」ドラマ第2話 感想と考察② 黒澤仁の気になる点

黒澤仁について、気になる点は次のこと。

  • 神楽蘭の炎上しやすいニセWebサイトとSNSを作って、自作自演の炎上も演出
  • 指輪殺人事件の資料を集めた部屋があり、犠牲者4人の遺体の写真まである
  • 4人目の犠牲者、黛十和のそばで呆然と立っている姿が見られる
  • 早乙女一家事件の日、神楽蘭が現場に来るのをそばで見ていた
  • 真実以外、必要ないという考えを持ち、強烈な人間不信を抱えている
  • 早乙女花の法廷の傍聴席にいて「作品は初めから終わりまで、全て脚本家の手の中で動いている」という意味深な発言を第1話のラストで言い残している

「勝利の法廷式」ドラマ第2話 感想と考察② ニセwebサイトとSNS

Webサイト・SNSを作って炎上もさせていた目的のひとつは、神楽蘭をあぶり出すためだと思われます。

炎上すればなおさら蘭本人はニセWebサイト,SNSを止めさせるために、黒澤仁を訪ねざるをえなくなります。

だから黒澤自身は自作自演もまぜて炎上を煽ったのかもしれません。炎上しないとあぶり出せないからです。

黒澤仁は脚本家ということで、こういった人間の心理を読み、行動させるのが上手いのでしょう。

また、炎上すれば悪い意味ではありますが、有名にはなります。

「神楽蘭」と聞いたら弁護士だ、と分かる人が一定数保てる

こうすれば仕事再開後の宣伝コストが抑えられるメリットはあるかもしれません。

また、悪評が先に立つと汚名返上をしなきゃマズイ、という意思も働き弁護士業の復帰を促しやすくなるから…かな?

ちなみに神楽蘭が復帰すると言った時、黒澤仁は少しニヤっとしていました。

「作戦通りだ」と思ったのかも…

なので今後、このWebサイトとSNSはそれほど出てこないのではないでしょうか。役割を果たしたので。

「勝利の法廷式」ドラマ第2話 感想と考察② 資料部屋

刑事ドラマに出てくる捜査資料のような感じですが、非常に気になる点があります。

それは、4人の犠牲者の現場の遺体写真があることです。

そういう写真を手元に持つことができるのは、警察関係者だけのはずです。

黒澤仁は警察関係者ではないはず。

そう考えると、警察が到着するよりも前に現場にいたことになります。

事件が起こること・起こったことを、かなり早い段階で知っていた、ということです。

と、なるとパッと頭に浮かぶのは 

  • 指輪殺人事件の真犯人は黒澤仁
  • 真犯人が黒澤にどこで何をするのか・したのか伝えていた
  • 黒澤は最初から真犯人を突き止めていて、犯人を追っていた

いまのところ、この真相は分かりません。

「勝利の法廷式」ドラマ第2話 感想と考察② 黛十和のそばで立つ姿

この読み方ですが「まゆずみ とわ」?

とりあえずいまのところこの読み方で。

この人物の遺体のそばで黒澤仁が雨の中、呆然と立っているシーンが第1話,2話でも見られました。

黒澤仁が忘れることのできない記憶なのかもしれません。少し黒澤の顔が悲しげにも見えます。

彼とは何らかの関わりがありそうです。もしかして、恋人…?

「勝利の法廷式」ドラマ第2話 感想と考察② 早乙女一家事件の日、現場にいた

指輪殺人事件の4人の犠牲者の場所を知っていて、さらに早乙女一家事件のことも前もって知っていたとしか思えない展開です。

そして、神楽蘭にも視線を向けています。彼女が誰なのかをもともと知っているかのようでした。

ここからもコレが頭に浮かびますが、まだ何も分かりません。

  • 指輪殺人事件の真犯人は黒澤仁
  • 真犯人が黒澤にどこで何をするのか・したのか伝えていた
  • 黒澤は最初から真犯人を突き止めていて、犯人を追っていた

「勝利の法廷式」ドラマ第2話 感想と考察② 真実へのこだわりと人間不信

第1話では「真実」について、神楽蘭と話をする場面、独り言を言う場面がありました。

神楽蘭と話をする場面では「真実を明らかにして裁判に勝たなければ意味がない」と強い口調で言います。

独り言を言う場面では、資料を見ながら「真実以外、必要ない」と小声ながら強い口調でささやきました。

真実に対する強烈なこだわりがあります。

また、第2話では「簡単に人を信用するな」と言い放ちます。そして無表情キャラ。

もしかしたら過去に、真実を突き止められないまま裁判で負けたトラウマがある?

人に裏切られた経験は可能性が高そうです。

この「真実へのこだわりと人間不信」という観点から見ると、どのようにそれが解けていくのかが見どころになりそうです。

神楽蘭との関係の中でちょっとずつ優しい表情や行動を見せるようになっているのも興味深い点です。

あと、「勝たなければ意味がない」という点では、流川大治郎と同じですが真実を重視する点が違うので、流川大治郎よりは「善人」な気がします。

「勝利の法廷式」ドラマ第2話 感想と考察② 早乙女花の法廷での意味深な発言

て「作品は初めから終わりまで、全て脚本家の手の中で動いている」

なんて言えるのは天才の完全犯罪者のみって気が…

ただ、この傍聴席では脚本を持っていませんでした。

こ裁判は動かしていなかったのかな…じゃあ、なんで居たのかな…

黒沢仁が指輪殺人事件と早乙女一家事件の真実をもしも知っていたら、この裁判は彼にとって不本意極まりないものであるはずです。

「勝利の法廷式」ドラマ第2話 感想と考察③ 4人の犠牲者

指輪殺人事件の4人の情報を整理します。

「勝利の法廷式」ドラマ第2話 感想と考察③ 1人目の犠牲 赤羽二乃(27)

読み方は「あかばね にの」?

2018年に犠牲となる。この時点では通り魔事件と考えられていた。

現時点での情報はこれだけ。

「勝利の法廷式」ドラマ第2話 感想と考察③ 2人目の犠牲 黛十和(31)

読み方は「まゆずみ とわ」?

職業はフラワーデザイナー。2019年に犠牲となる。

このときの遺体の様子がおそらく「膝を抱えた姿勢で左薬指に5本の指輪がはめられている」状態。

この状態が赤羽二乃と同じことから連続殺人事件として、警察は捜査本部を設置。

黒澤仁が呆然と眺めていた女性。

黒澤の記憶に深く刻み込まれている雰囲気あり。

「勝利の法廷式」ドラマ第2話 感想と考察③ 3人目の犠牲 真野時絵(29)

読み方はおそらく「まのときえ」

2020年11月8日に犠牲となる。発見は新宿区の公園。

※年齢が29は画面の数字の読み間違いで21かも。画像がぼんやりして見えにくい。

「勝利の法廷式」ドラマ第2話 感想と考察③ 4人目の犠牲 瓜生二重(25)

読み方「うりう ふたえ」?

瓜生二重について分かっている情報は、次の通り。

この時点でも何かと新聞の画面がアップになる重要人物らしき女性。

  • 指輪殺人事件の第4の犠牲者
  • 実直で裏表がなく、人に対して分け隔てなく接する性格
  • 会社勤めをしていた
  • 会社を辞めてバーを開業するつもりで資金を貯めていた
  • 恋人が暴力をふるうことを友人に相談していた
  • 薬指に指輪があったが、遺体発見時は外して放置されていた
  • 殺害されたのは大学時代の同窓会の後の帰宅時。1人で帰宅途中だった

「勝利の法廷式」ドラマ第2話 感想と考察③これ2024年の物語?

あと、もうひとつ気になる点ががります。

早乙女花の裁判の際、「懲役12年」が言い渡されました。

黒沢の部屋の新聞記事にもそのことが書いてあったのですが、新聞の日付は「2023年(令和5年)3月29日」とあります。

つまり今年です。

物語はそれから1年後なので、勝利の法廷式のストーリー自体が「2024年」の物語ということになります。

これはあまり関係ないのか、それとも何らか今後のストーリーに関係するのか、少し気になりました。

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以上です!

今後のストーリーが楽しみね!ハトポッポでした!

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