勝利の法廷式:黒澤(風間俊介)は何者?彼の過去と目的とは?(6話時点)

勝利の法廷式:黒澤仁(風間俊介)は何者?彼の過去と目的とは?

ドラマ”勝利の法廷式”の中心人物でありながら、謎多き人物でもある黒澤仁。

ストーリーが進行するにつれ、徐々にその実像が明らかに。

この記事では黒澤が何者で、彼の過去と目的が何かに迫ってきます。

次のことについてネタバレ考察を含めて考察します。

黒澤仁の経歴

  • なぜ神楽蘭の偽WebサイトとSNSを作ったのか
  • なぜ黛十和の死を悟ってたのか
  • なぜ早乙女一家事件の日、現場にいたのか
  • なぜ真実にこだわりを持ち、人間不信な側面があるのか
  • なぜ神楽蘭を復帰させたのか
  • なぜ早乙女花の法廷の傍聴席にいたのか

4人の犠牲者の情報

まずは第1話で神楽蘭の偽Webサイトなどを作り、炎上させた理由です。

※ネタバレが含まれます。ご注意下さい。

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もくじ

勝利の法廷式:黒澤仁(風間俊介)は何者? 経歴

以下は第4話に出てきた、黒澤の「身辺調査報告書」からそのまま引用します。

生年月日 1983年(昭和58年) 9月28日

星城文化大学 文学部 日本文化学科 卒業

卒業後、東京赤坂にある脚本センターの生徒として、映像(映画やドラマ)の脚本の勉強のためにアルバイトをしながら通学していた。

黒澤の学友の話によると父親(名前不詳)は、読報テレビ局お抱えの連続ドラマの脚本家として活躍していたようで、その姿に影響されて大学進学をしたにも関わらず脚本家の道へと進んだようだと話してくれた。

この友人とはもう10年以上あっていない状態。

20代後半は、脚本家のみで生計を立てることは難しく、居酒屋のアルバイトをしていた。

30代に差し掛かった頃に脚本コンクールで佳作を受賞し、その後はミステリードラマを中心に執筆。

そのころ、黛十和と出会い、交際をスタートする。

婚約した後に(この件に関しては後述別紙にて詳細を記載)、2019年に連続女性殺人事件の2人目の被害者で、婚約者を亡くしてしまう。

この連続女性殺人事件についても別紙にて記載。

その後、自宅から出てくることがなくなり、情報は少ない。

引用:ドラマ「勝利の法廷式」第4話より

この「別紙」というのものちに明らかになっていくでしょう。

では「勝利の法廷式」の節々に出てくる、黒澤のつくった蘭の「なりすましWebサイト・SNS」について見て行きます。

勝利の法廷式:黒澤仁(風間俊介)は何者? なぜ神楽蘭の偽WebサイトとSNSを作ったのか

Webサイト・SNSは「神楽蘭はカネにやたらこだわる」という感じの、ちょっときつい内容でした。

これらは批判コメント殺到&黒澤の自作自演の批判投稿も加わり「炎上」。

自作自演であることは第1話の後半部分で描かれています。

そうまでした目的は、蘭をあぶり出すためだと思われます。

炎上すれば蘭本人はニセWebサイト,SNSの停止のために、黒澤のもとへ行かざるをえなくなります。

だから彼は炎上を自作自演も含めて煽っのでしょう。

脚本家ということで人間の心理を読み、行動させるのは得意なのでしょう。

また、炎上すれば悪い意味ではありますが、有名にはなります。

「神楽蘭」と聞いたら弁護士だ、と分かる人が一定数保てる

こうすれば「本物の神楽蘭」の仕事再開後の宣伝コストが抑えられるメリットはあるかもしれません。

さらに悪評が先に立つと払拭しなきゃマズイ、という意思も本人に働き、蘭の復帰を促しやすい…という側面もあるかも?

ちなみに彼女が復帰すると言った時、黒澤は少しニヤっとしていました。

「作戦通りだ」と思ったのかも。

第4話で蘭がSNSの批判者の情報開示請求をしたことで、これは蘭本人と蒼にバレました。

これについては「なぜ神楽蘭を復帰させたのか」で後述します。

次に黒澤が黛十和を見つけたシーンの不可解な点について。

勝利の法廷式:黒澤仁(風間俊介)は何者? なぜ黛十和の死を悟っていたのか

第3話にて、黒澤の婚約者だったことが明らかになりました。

そして、十和の手からは婚約指輪が外され、5つの指輪がはめられていました。

気になる点は、状況が不自然なことです。

普通、婚約者が雨の中倒れているのを見つけたらどうするか。

まず、全力で走っていきます。そして次のことを絶対にしますよね。

  • 意識の有無や心臓の動きなどを確認
  • 救急車を呼ぶ
  • 婚約者を雨に打たれない場所に運ぶ
  • 胸骨圧迫法(心臓マッサージ)、人口呼吸などの応急処置をする

しかし、応急処置どころか呆然と婚約者を眺めるところから始まっていました。

雨の中、生きているかどうかも確認していない。

あの場面を見る限り、彼は十和の死を悟っているようでした。

彼女の名を呼んでいましたが、返事しないと分かっていてそうしていました。

公園で見つけた時点で、何が起こったのかを知っていたのでしょう。

では、誰が黒澤をあの現場に呼んだのか。

それは犯人だと考えるのが自然だと思います。

彼に「公園に十和の遺体がある」と連絡をしていて、行ってみたら本当にそうだった、という流れではないでしょうか。

新聞記事にはこう記されています。

通報者の話からも、婚約者の悲痛な叫びが聞こえてくる。

遺体の第一発見者でもある黒澤さんは、救急車が到着するまでずっと十和さんのもとを離れずにずっと彼女の名前を呼び続(←記事はここまで)

引用:ドラマ「勝利の法廷式」第3話より

記事によると「通報者」がいたことが分かります。

黒澤自身が警察に通報していたのではない、ということです。

「救急車が到着するまで…」とありますが、彼が救急車を呼んだのなら、先述した対応を取るはず。

救急車を呼んだのは「通報者」と考えたほうが良さそうです。

黒澤はおそらく彼女の姿を公園で見つけた時点で、何が起こったのか知っていたと考えるのが自然です。

では、誰が彼をあの現場に呼んだのか。

それは犯人でしょう。しかも彼がよく知っていて、信用している人物。

彼に「公園に黛十和の遺体がある」と連絡をしていて、行ってみたら本当にそうだった、という流れではないでしょうか。

それまでに何があったのかは、まだ分かりません。

いずれにせよその後、黛十和殺害の犯人とされる早乙女漣を妻の早乙女花が殺害したことになりました。

勝利の法廷式:黒澤仁(風間俊介)は何者? なぜ部屋に連続女性殺害事件の遺体写真があるのか

よくドラマの終盤に地図、写真、新聞の切り抜きなどの部屋が出てきます。

事件を追っているようです。

しかし、非常に不可解な点があります。4人の犠牲者の遺体写真があることです。

そういう写真を手元に持てるのは、警察関係者だけのはず。

彼は警察関係者ではない。

第3話で初めて椿九重が登場しました。

勝利の法廷式:黒澤仁(風間俊介)は何者? なぜ部屋に連続女性殺害事件の遺体写真があるのか

黒澤は椿に「5人目は見つかったか?」と。5人目の犠牲者になる人物のことだと思われます。

どうやら、椿が写真の提供者のように思えます。おそらく警察関係者でしょう。

…と思っていましたが、「東都出版社に出入りしているライター」でした。

あと、黒澤を調べた興信所の資料にも遺体の写真が入っていました。

こういう写真って報道関係者や興信所は入手可能、というかドラマの設定上、そうなっているようです。

とりあえずこれは気にしないことにします。

あと、遺体にあった5つの指輪は「5人」を示すことを、この2人は突き止めているようです。

この2人は真犯人を追いながらあと1人の犠牲者が出るのを防ぐべく、動いているようです。

ということは、それまでの4人の犠牲者には共通点があるはず。

可能性としてあるとしたら「妊娠していること」。

なぜなら、犠牲者の遺体の姿勢が「胎児の姿勢」に見えるからです。

でも、妊娠していることを真犯人はどうやって知るのか、という点で無理がある気がします。

お腹が大きくなっているという点はあるかもしれませんが、黛十和はお腹が大きいようには見えません。

犠牲者たちの妊娠の有無を知ることが可能な位置にいるのは、病院や医院の産婦人科のスタッフ。

仮にそうだとすると、4人が通っていた産婦人科が同じだった可能性が出てきます。

しかし、ストーリー的にそんなにシンプルかな~…と思える点も出てくるのでこの「妊娠説」の可能性は低い気がします。

あと、なぜこの2人が協力関係にあるのか…7話の予告編を見ると黒澤と早乙女漣に繋がりがあるようですね。

黒澤は真犯人が誰なのか、かなり真相に迫っている気がします。

なぜなら、早乙女漣が殺害された日、花が連行される様子を見に来ていたからです。

勝利の法廷式:黒澤(風間俊介)は何者? なぜ早乙女一家事件の日、現場にいたのか

第2話のラストシーンで、黒澤は早乙女夫婦の事件の現場にいました。

事件が起こることを前もって知っていたかのような行動です。

そして、蘭にも視線を向けています。彼女が誰なのかをもともと知っているかのようでした。

考えられるのは、この2つです。

  • 黒澤は真犯人の行動を読み、事件が起こることを予測していた
  • 真犯人が黒澤にどこで何をするのか、または、したのかを伝えていた

さらに、黒澤は裁判の傍聴席にまで現れました。

勝利の法廷式:黒澤(風間俊介)は何者? なぜ早乙女花の法廷にいたのか

連続殺人事件の犯人とされた早乙女漣殺害の容疑者で妻でもある、早乙女花の裁判の結論を見届けに来ているのは確かですが、ただそれだけにも見えません。

「作品は初めから終わりまで、全て脚本家の手の中で動いている」と意味深長な言葉を残しているからです。

あの裁判を脚本で動かしていた?

しかし、この傍聴席では脚本を持っていませんでした。

むしろ、この裁判の証人を裏で操っていたのは流川大治郎の可能性がある。

黒澤は裁判は動かしていない。では、なぜ居たのか。

これまでの考察から考えると、黒澤は連続女性殺人事件の真犯人にかなり迫っていそうです。

真犯人を知っている可能性も高そうです。

真犯人が早乙女漣を殺害すると「先読み」していた、という考え方もできます。

だから早乙女夫婦の事件の日に現場にいた。

こう仮定すると、早乙女花は「冤罪」をかけられたと知っていることになります。

となると、この裁判は黒澤にとって不本意極まりないはず。

真実は葬り去られ、婚約者を殺害した真犯人が野放しになるからです。

つぎに彼の性格について見て行きます。

勝利の法廷式:黒澤仁(風間俊介)は何者? なぜ真実へのこだわりと人間不信があるのか

第1話では「真実」について、蘭と話をする場面、独り言を言う場面が見られます。

資料を見ながら「真実以外、必要ない」と小声ながら強い口調でささやきました。

彼女と話をする場面では「真実を明らかにして裁判に勝たなければ意味がない」と強い口調で言います。

真実に対する強烈なこだわりが見て取れます。

また、第2話では「人間は他人に見せていない顔がある。簡単に信用するな」とかなり強い口調で語ります。

「真実へのこだわりと人間不信」を持つのが黒澤の特徴です。

可能性としては過去に、真実を突き止められないまま裁判で負けたトラウマがあるようなフシも感じます。

また、黛十和を殺害した真犯人が実は、彼がよく知っていて、信用していた人物または組織である可能性もあります。

だから強烈な人間不信にもなっている。この事件が彼を変えたのでしょう。

黛十和に指輪を渡したときのような笑顔は消えた様子です。

真実が重要という点では蘭と価値観を共有いています。しかしそのあとが違いますね。

彼女は真実が大切、ということに次の言葉が続きます。

真実の先が大切なんです。目の前にいる人たちの未来です。裁判が終わったあとも、生き続けてほしい

これに対し、黒澤は

真実以外、必要ない。悲しみは怒りでしか完結しない。

とし、「真実の先・裁判が終わったあと」については4話のような結末でも良しとしています。

あと、「勝たなければ意味がない」という点では、流川大治郎と同じですが真実を重視する点が違うので、大治郎よりは「善人」な気がします。

ところでなぜ黒澤は、偽サイトなどを作ってまで神楽蘭をあぶり出したのでしょうか?

勝利の法廷式:黒澤仁(風間俊介)は何者? なぜ神楽蘭を復帰させたのか

可能性としては「連続女性殺人事件・早乙女夫婦事件の真犯人を法廷に引きずり出すため」ではないか。

黒澤仁は、神楽蘭がかつて「天才子役」であったことを調べ上げていました。

そして、弁護士をしている。

脚本を覚えて裁判をこなすには十分な能力があると読んだのではないでしょうか。

彼の脚本で、黛十和の「敵討ち」をすることが彼の目的と考えられます。

黒澤は早乙女夫婦事件の時も現場に現れ、裁判も傍聴していました。

早乙女花の懲役12年という「冤罪成立」の瞬間も目にしています。

しかし、以下の記事でも触れていますが、蘭は早乙女夫婦事件の真犯人の存在を確信していると思われます。

↓↓詳しくはコチラ↓↓

黒澤はそのことを見抜いていた。

復帰すれば花の再審に取り掛かり、真犯人をあぶりだすという方向にいくと読んだ。

そこに自分のシナリオ能力を加え、真犯人に迫る…という筋書きなのでしょう。

「勝利の法廷式」の結論は、花の冤罪の証明と真犯人の出現だと思います。

それまでの別件の裁判は、黒澤と蘭のタッグを強くしていく序章と、真実に至るまでの伏線を見せるものでしょう。

では「連続女性殺人事件」の4人の犠牲者の情報を整理します。

勝利の法廷式:黒澤仁(風間俊介)は何者? 4人の犠牲者

4人の情報は以下の通りです

  • 2018年 赤羽二乃(27) 「読み:あかばね にの」
  • 2019年 黛十和(31) 「読み:まゆずみ とわ」
  • 2020年 真野時絵(29)「読み:まの ときえ」 
  • 2021年 瓜生二重(25)「読み:うりう ふたえ」

勝利の法廷式:黒澤仁は何者? 犠牲者の共通点

4人の殺害には以下の共通点があります

  • 殺害に塩化カリウムの注射器が使用されている。
  • 遺体は膝を抱えた姿勢になっている。
  • 左薬指には5つの指輪がはめられている。

事件の始まりは2018年の赤羽二乃の殺害事件。当初は通り魔事件とされていました。

しかし翌年、フラワーデザイナーの黛十和の殺害事件が発生。この人物が、黒澤仁の婚約者。

赤羽二乃殺害と共通点があった(おそらく上記のもの)が見られたことから連続殺人事件として、警察は捜査本部を設置。

その後、真野時絵・瓜生二重の2名が相次いで殺害されます。

では1人ずつ見て行きます。

勝利の法廷式:黒澤仁は何者? 1人目の犠牲 赤羽二乃(27)

読み方は「あかばね にの」?

2018年に犠牲となる。この時点では通り魔事件と考えられていた。

現時点での情報はこれだけ。

勝利の法廷式:黒澤仁は何者? 2人目の犠牲 黛十和(31)

読み方は「まゆずみ とわ」。黒澤の婚約者だった。

職業はフラワーデザイナー。2019年に犠牲となる。

このときの遺体の様子がおそらく「膝を抱えた姿勢で左薬指に5本の指輪がはめられている」状態。

この状態が赤羽二乃と同じことから連続殺人事件として、警察は捜査本部を設置。

黛十和について分かっているのは次のこと。

生年月日:1983年(昭和58年)7月19日 

出身:静岡県

職業:フラワーデザイナー

2015年に黒澤仁がアルバイトをしていた居酒屋で出会う。

黒澤の脚本家デビューが決まったのち、交際が始まる。

黒澤が36歳の年に、彼女は事件の犠牲者となる。婚約から2か月後だった。

式場を見学に行く予定もあった。

遺体に外傷はない。凶器も見つかっていない。財布などが盗まれた形跡はない。

勝利の法廷式:黒澤仁は何者? 3人目の犠牲 真野時絵(29)

読み方はおそらく「まのときえ」

2020年11月8日に犠牲となる。発見は新宿区の公園。

勝利の法廷式:黒澤仁は何者? 4人目の犠牲 瓜生二重(25)

読み方「うりう ふたえ」?

2021年に犠牲となる。瓜生二重について分かっている情報は、次の通り。

何かと新聞の画面がアップになる人物。

  • 第4の犠牲者
  • 実直で裏表がなく、人に対して分け隔てなく接する性格
  • 会社勤めをしていた
  • 会社を辞めてバーを開業するつもりで資金を貯めていた
  • 恋人が暴力をふるうことを友人に相談していた
  • 殺害されたのは大学時代の同窓会の後の帰宅時。1人で帰宅途中だった

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今回は以上です!

今後の展開がますます楽しみですね!ハトポッポでした!

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