富山のB級グルメ・地元グルメなら「ぼてやん多奈加」
所要時間:富山駅から徒歩6分
【住所】富山県富山市新富町1-2-3
【営業時間】平日11:00~15:00、17:00~23:00、土日祝11:00~23:00
【定休日】不定休(月か火のことが多い)
地元ではファンが大勢いるのに、観光ガイドには載らないお好み焼き屋の名店があります。
それが四角いお好み焼きを提供するお店「ぼてやん多奈加」です。通称「ぼてやん」。
観光客に紹介されないのは、富山とお好み焼き屋のイメージが合わないからかもしれません。
しかし、ここのお好み焼き屋は絶品です。まず驚くのはそのサイズと調理している量の多さです。
富山駅の目の前にある「CIC(シック)」の地下1階にこの店があります。駅の地下道から直接行けるので、信号なしで歩いて行けます。
日曜祝日は行列必至です。平日でも、開店前から行くことをおすすめします。
昭和53年からある老舗。かつてはちょっとコワ顔の親父さんが黙々とお好み焼きを作ってくれたものです。
私自身、学生時代からの常連です。当時のお店は10人くらいで満員になるこぢんまりとしたお店でした。
宣伝らしい宣伝なんて全然やってない地味ぃ~なお店なのに、行くと必ずお客さんがいました。満員で入れないこともしばしば。
有名人のサインもたくさん飾ってありました。口コミで人気が広がったのだと思います。
平成27年に今のとてもスタイリッシュな店舗に移転し、今は息子さんが継いでおられます。もちろん有名人のサインがたくさん飾られています。

ぼてやんでおすすめしたいメニュー
お好み焼き と 焼きそば がメインメニューです。そしてモダン焼きとミックスモダン焼きがあります。
お好み焼きは、ぶた玉、えび玉、昆布玉などの8種類。
大盛、特盛があります。大盛は普通サイズの2倍ほど、特盛は3倍ほどです。そして、厚みがあります。500ページほどの本の厚さくらいです。
さらにマヨネーズがたっぷりかかっているのでもう少し厚めに見えます。
焼きそばは、いか焼きそば、えび焼きそば、ぶた焼きそばなどの7種類。
こちらも大盛、特盛があります。大盛は普通サイズの2倍ほど、特盛は3倍ほどです。
麺は太麺で噛み応えがあります。その分モグモグと噛む回数が多いので食材の香りが一層、口の中に広がりやすいです。
例えば「いか焼きそば」なら、いかを麺と一緒にたくさん噛むので、香りがより一層感じられるわけです。
下に主なメニューと値段を載せてあります。
このマヨネーズには甘味と酸味が絶妙にミックスされていて、お好み焼きと抜群の相性を発揮しています。
お好み焼きは柔らかく、トロトロでしかも分厚いので食べ応えと食べやすさが同時に味わえます。
お好み焼きは焼き上がりに30分程度かかります。混雑時はもう少しかかります。


おすすめは普通サイズのお好み焼きと焼きそばを1つずつ注文することです。
または、お好み焼きの大盛または特盛を単品で注文しましょう。
ただし女性の場合、よほど自信がない限り普通サイズがよいでしょう。一人では食べきれない可能性が高いです。
男性の場合でも、特盛は2人でシェアしてようやく食べきれる量だと思います。
男性一人の場合は大盛までに抑えておきましょう。大盛だけでも、食べている途中からベルトを緩めたくなる量です。
大盛を食べきれるかどうかの目安は、ラーメン屋さんでラーメン大盛と餃子とライスのセットを食べてもお腹に余裕がある、という感じでしょうか。
お店にはカウンター席とテーブル席があります。コロナ対策としてカウンター席は2席で1人分の席になっています。
カウンター席に座ると、目の前で鉄板で調理されるのを見られて楽しいのですが、さらに驚くのがその量です。
四角くてでっかいお好み焼きが、常に10~20個くらいズラ~っと焼かれています。「え?こんなに注文があるの?」といつも驚かされます。
ぼてやんの主なメニューと値段
お好み焼き
いか玉・えび玉・ぶた玉・昆布玉:各800円
牛玉:880円 もち玉:920円 チーズ玉:950円 ミックス玉:980円 豚キムチ玉:1,050円
※大盛350円増、特盛700円増
焼きそば
いか焼きそば・えび焼きそば・ぶた焼きそば:各800円
牛焼きそば:880円 ミックス焼きそば:980円 豚キムチ焼きそば:1,050円 オムそば:1,070円
※大盛350円増、特盛700円増
モダン焼き:1,070円 ミックスモダン焼き:1,250円 ※大盛350円増、特盛700円増
ぼてやんのメニューはテイクアウトできる
ここはテイクアウトもできます。だから鉄板には店内用とテイクアウト用のものが同時進行でたくさん焼かれているわけです。
テイクアウトするには直接お店に来て注文するのが良いでしょう。
電話しても忙しすぎて出られない様子もちょこちょこ見られます。常連はこれを知ってるからお店に来て、注文をします。
こういう光景も、昔のままです。
食べきれない分を持ち帰りできるかどうかは…見かけたことないので、お店に聞いてみて下さい…。

「500ページほどの本の厚さ」のお好み焼きがたくさん目の前の鉄板に並んでいる光景は、圧巻の一言です。
待っている間、テイクアウトを取りに来る人、注文をしに来る人もひっきりなしに訪れ、鉄板の上にお好み焼きが常にある状態です。
これを見ているだけでも時間の経つのを忘れます。
そして鮮やかな手さばきで「ジュウジュウ…」と調理されていく様子も堪能できるうえ、香りも楽しめるので食欲が刺激されます。
見て、聞いて、嗅いで、そして最後は味わうという感覚をじっくり堪能できるわけです。
カウンター席は4人1組になっています。
テーブルの広さを利用して、みんなで注文したメニューをテーブルでシェアしながら楽しむこともできますね。
各自が注文したメニューに加えて、特盛サイズを1つオーダーするのも楽しいと思います。
「バナナマンのせっかくグルメ」で、ぼてやんが紹介されました

2022年2月放送の「バナナマンのせっかくグルメ」にて「ふわふわ四角いお好み焼き」として紹介されました。
そうです、「ふわふわ」の食感がこのお好み焼きの魅力です。
富山駅を降りて目の前のビルにこんな名店があります。
「富山なのに、お好み焼き?」と思うでしょう。観光紹介のホームページや本にも載ってない隠れスポットなんです、ここは!
そんなお店をここで知ることができたあなたは、ラッキーですよ。
富山のグルメを以下でも紹介しています!