ドラマ「最高の教師」が日本テレビ系列にて2023年7月から放送開始です。
「最高の教師」は、卒業式に教師である九条里奈が校舎から突き落とされるというショッキングな内容から始まります。
地面に落下するなか、自分を落とした生徒の手だけが見え、地面に激突した瞬間、1年前の始業式にタイムスリップするというところから第1話がスタートします。
彼女を突き落としたのはどの子でその動機・いきさつがどういうものなのかが、徐々に明かされていくことになる展開から目を離せなそうです。
この記事ではドラマ「最高の教師」のあらすじ、ネタバレが含まれます。ご注意ください。
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※紹介している作品は、2023年7月時点の情報です。現在は配信終了している場合もあり
ますので、詳細は hulu の公式ホームページにてご確認ください。
【最高の教師】ネタバレ感想/考察:あらすじ「拝啓 傷ついたあなたへ」
鳳来高校3年D組の担任教師・九条里奈は、涙一つ流れぬ卒業式を迎えていた。
様々なハラスメントや人間関係に配慮が必要なのに、たった一つのミスが人生を180度変るこの時代。
九条は教師としてただただ適切な距離と適切な判断を選ぶだけの1年を過ごした。
そんな1年に感動や感傷の想いはない。
そこにあるのは無事に1年を終えたことへの『安堵感』のみ。巣立つ生徒を上階の吹き抜け廊下から見つめる九条。
青く澄んだ空を見つめ、心にある葛藤を吐き出すように溜息をもらし、職員室へ戻ろうとした、——— その時。
九条の背中に強烈な衝撃を受ける。
上階から落下する中、その視界に入ってきたのは、自分の背中を押したであろう『生徒の手』であった。
その 手元には“D組 卒業おめでとう”と記された深紅のコサージュが。
『……私は生徒に殺された』。
そう悟り、地面に落下した瞬間、九条は3年D組の始業式にタイムスリップしていた。
目の前には30人の生徒。黒板には『令和5年4月6日』という1年前の始業式の日付……九条の手は震える。
目に映る生徒らは1年後、自分を殺す『30人の容疑者』なのだ。
彼女はある『覚悟』を決め、自分の『死』の未来を変えるべく生徒との向き合い方を改めていく。
そしてこの1年の中で離婚をすることになっていた夫との関係、友人関係や職場の人間が織りなす空気。
九条の人生の中に存在する全てと立ち向かう二度目の1年が、今始まる。
【最高の教師】ネタバレ考察 / 感想:1話について
【最高の教師】ネタバレ考察:犯人は誰なのか
結論:まだ九条里奈を突き落とした犯人は分かりません。
1話を見て行く中で、「実は犯人は鵜久森叶(うぐもり かなえ)の保護者?」とも考えましたが、「30人の容疑者」と言っておいてそこまでひねることはないかな…と。
こういうシリーズの傾向として、3~4話目あたりから伏線のほのめかしがあるのかな~と考えています。
ということで、以下はツイッターの声も含めて、感想を記します。
【最高の教師】ネタバレ感想:芦田愛菜の圧倒的な存在感
芦田愛菜ちゃん、やっぱ演技上手だね💕︎#最高の教師 #芦田愛菜 pic.twitter.com/T5YoRMAr5F
— ミルキ🌙LUNÉ (@Milkymama0803) July 15, 2023
中盤から後半の芦田愛菜さんの独白は圧巻でした
— masami (@masamitanaka9) July 15, 2023
寄り添う松岡茉優さんの優しさと力強さに救われました
次週以降どのように展開していくのか見届けたいと思います#最高の教師
それにしても芦田愛菜さんの演技力・迫力・存在感に圧倒されましたね…。
ツイッターでも堂々のトレンド入りしてます…。

そして加藤清史郎さんのダーク感全開の演技力も圧倒的でしたね。
あんなに可愛かったこども店長こと加藤清史郎くんがクラスのボスみたいな役やるようになったの時間の流れを感じる。#最高の教師 pic.twitter.com/UEAp9OWOgw
— 嵐坂46 (@AraZaKa46) July 15, 2023
【最高の教師】ネタバレ感想:全開な「胸糞(むなくそ)感」
もうひとつ感想で見られるのが「胸糞(むなくそ)感」
見るのやめたいくらい胸くそだけど、芦田愛菜さまと松岡茉優さまのお芝居は見たいのでなんとか見る…って感じなんだけどもこれ耐えられるか…?#最高の教師
— Pia (@draaam_a) July 15, 2023
#最高の教師 初回
— ぴと (@01lao_) July 15, 2023
正直言うと、なにかの二番煎じ感が漂いすぎてる。何より3年D組のクラスが胸糞すぎてw 内容はとりあえず置いといて加藤清史郎くん、茅島みずきちゃんのオーラが素晴らしすぎた。そしてなにより芦田愛菜ちゃん、5分間ぐらいの一人芝居でもずっと引き込まれたな。おかえりなさい! pic.twitter.com/NmliMCpCNp
この「胸くそ感」を1話の終盤が回収してくれる展開でしたが、この「胸くそ感」はどこからくるのか?
それは子供たちが完全に大人をナメているシーンを見せられるからかな、と思います。
担任から50万円をだまし取るわ、先生を「りなちゃん」呼ばわりするわ、しまいには教室での裁判まがいのいじめ…
相手をバカにして優越感にひたってやり過ごす態度に胸くそ感を禁じ得ないですね。
では、どうして生徒たちがこういう態度を取るのか。
【最高の教師】ネタバレ感想:威厳を失った大人たち
私自身、かつて10年間、社員として塾講師をしていた経験もあるので実感として言えるのは「威厳のある大人が減ったから・いなくなったから」だと思います。
大人に何かを言われても「オマエにつべこべ言われたかねェよ」と言われてしまえば、引き下がってしまう大人のほうが大半だからでしょう。
だから「なんだ、何言ったっていいんじゃん」となる。
九条里奈自身も言っています。
「生徒のために命を懸けて死力を尽くす教師…そんな理想を掲げる教育者はいま何人残っているだろう」
そんなことを考えている大人達を見ていたら、子供たちは大人をナメてかかっているという感覚すらマヒするでしょう。
その末に突き落とされたのが、九条里奈という教師というのがこの物語の始まりなのですが…
【最高の教師】ネタバレ感想:威厳を回復して胸くそ感を取り払うには
これも九条里奈が言うように「覚悟」だと思います。
「やらなきゃ●される」という覚悟
そういう本気度を生徒全員に見せ、毅然(きぜん)とした態度でクラスに接したのが今回のエピソードということなのでしょう。
次に、別の角度でのドラマ考察をします。
【最高の教師】ネタバレ考察 / 感想:気になるタイトル
【最高の教師】ネタバレ考察 / 感想:「最高の教師」というタイトル
また、タイトルも気になります。「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」
まず、「最高の教師」というメインタイトル。
予告編によると、「彼女はなぜ、“最高の教師”にならざるをえなかったのか」と紹介されています。
「ならざるをえなかった」というのはどういうことか。
元々は「なるつもりはなかった」ということなのでしょう。
結果、担任のクラスの子に殺された。
紹介動画では、九条里奈を「事なかれ主義の女教師」と説明しています。
旦那さんとのオドオドなちょっと距離取りながらも嬉しそうな感じ可愛いし
— まゆらー(仮)☆みつき☆ (@TN0922) July 8, 2023
生徒たちと覚悟を決めて立ち向かう姿はかっこいい
完璧では無い九条里奈
色んな顔を持つ九条里奈
色んな場面を見れば見るほど愛着が湧きそう…
どんな役でも愛着を持たせてくれる松岡茉優さん、今回も楽しいみです! pic.twitter.com/9sAfC8o2O4
予告にも次のようにあります。
九条は教師としてただただ適切な距離と適切な判断を選ぶだけの1年を過ごした
引用「最高の教師」HP
ここから垣間見えることは2つあります。
- 九条里奈は教師として「付かず離れず、無難にふるまう」ことを良しとしている。生徒に興味を持っていない、あるいは持たないようにしている。
- 九条里奈のこの態度に対し、殺意を抱くほど許せない生徒がいる。
- 殺意を抱くほど、「犯人」は九条里奈に対する期待度が高かった。
現在、分かることはこの3つです。
【最高の教師】ネタバレ考察 / 感想:”私は生徒に■された”について
サブタイトルの「■」が気になりますね。
まず最初にある事実は「九条里奈が殺された」ということ。
だから少なくとも突き落とした生徒から見れば、第1話の時点では彼女は「最高の教師」ではなく、「最悪の教師」。
だから卒業式で突き落とされた九条里奈は「私は生徒に殺された」のであり、犯人から見て彼女は「最悪の教師」という事実が浮き彫りになります。
ということで、「最悪の教師 私は生徒に殺された」が1回目の人生の九条里奈の実像なのでしょう。
そこから物語が進むにつれ彼女がその子にとって「最高の教師」になっていく過程が描かれていくのではないかと思います。
同時進行で「私は生徒に■された」の「■」に当てはまる言葉に対して視聴者の想像する言葉も変化していく…そんな展開になっていくのではないでしょうか。
九条里奈を演じる松岡茉優さんはこう述べています
この作品は私が演じる九条先生が殺されるという場面から始まるのですが、描いていくのは、普段の生活でみんなが感じながらも、目をつぶっているようなこと、一つ一つに向き合っていくドラマになったら、と思っています。
いま学生の方、学生だった大人の皆さんにとっても、ちょっと思い出したくない思い出とか、どうしてあんな事言ってしまったんだろうという言葉とか、そういうものを一緒に昇華していけるドラマになればと思う…
引用「最高の教師」HP
昇華(しょうか):物事が一段上の状態に高められること。「作品への執念が芸術に―される」
「一つ一つに向き合っていくドラマ…一緒に昇華していけるドラマになれば」ということを述べています。
「あのとき、なんでこうしてしまったのだろう」と、心の中で引っ掛かったままの記憶を昇華させて過去のものへと変えていく、ということを言わんとしているように聞こえます。
また、生徒である鵜久森叶(うぐもり かなう)を演じる芦田愛菜さんはこう語っています。
この作品は、私と同じ若い世代の方々にも、その若い世代を経験されてきた大人の方々にも、今まで言って欲しかった、聞きたかった言葉がたくさん詰まっているドラマになっているのではないかなと思います。九条先生の言葉や生徒たち一人一人が悩んで考えて成長していく姿に注目していただきたいです。
引用「最高の教師」HP
「一人一人が悩んで考えて成長していく姿」が見どころでもあるようです。
そうなると、物語の結末は少なくとも「バッドエンド」にはなりにくそうな気がします。
「私は生徒に■された」の「■」は明らかにはされなくとも、プラスの言葉を連想させるようなエンディングになるのではないかと思います。
最高の教師 見逃し配信や再放送について
現在のところ、「最高の教師 私は生徒に■された」再放送の情報はありません。
配信はhuluから視聴可能です。
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