市電(しでん)とは富山の路面電車のこと
所要時間:0分 富山駅構内に乗り場があります。
【住所】富山駅構内から出発
【営業時間】「環状線」の始発・終電は平日は6:18と22:16, 日・祝日は6:21と22:16。
【定休日】なし
路面電車は富山市の中心部を走っています。「市電(しでん)」いうのが地元では一般的な愛称。
通勤・通学などにバスと同じ感覚で使用されています。
富山駅の構内に下の写真の「路面電車のりば」があるのですぐに分かります。


ちなみに地元の人に「すみません、路面電車は…?」と聞くと、すこし返事が遅いかもしれません。
「路面電車…あ、市電のことか!」とアタマの中でちょっと考えるからです(笑)。もちろん駅員さんならすぐ分かってくれるので大丈夫です!
富山の路面電車の料金と乗り方。1日乗車券(乗り放題)も利用しよう!
料金はどこで降りても大人(中学生以上)210円・子供110円(小学生以下)。
「市内電車・バス1日ふりーきっぷ」という、1日乗り放題で路面電車とバス(富山駅前から280円区間)を利用できるきっぷもあります。
こちらは大人650円、小人330円。路面電車内で購入できます。
車体の真ん中あたりのドアから乗り、運転席の隣のドアから降ります。「入口」「出口」とドアに書いてあります。

一般的なバスと同様に、車内放送で次の停車駅が言われるので、降りる時は窓側にあるボタンを押すと「次、止まります」というアナウンスが流れます。
目的の駅に着いたら運転席の横で料金を払って降ります。バスと同じように両替や支払いができる機械があります。
電車の車両の種類がいくつかありますが、料金はどれも同じなので大丈夫です。
路線によって運営している会社が違うのでこのようになっているワケです。
富山市内を回る「環状線」と路面電車の路線図について
路線は様々あるのですが、ここでは「環状線」という富山の中心地をぐる~っと回る路線を紹介します。
「環状線」に乗ればここのブログで紹介している、「天然温泉 野乃(のの)・大喜(たいき)・TOYAMAキラリ」などのいずれの場所にも行けます。
ちなみに環状線は30分で1周します。富山駅から出発して、ぐる~っと回って30分で富山駅に戻ってくるわけです。
路面電車に揺られながらまずは1周して富山市内観光を楽しむのも良いでしょう。

各駅には一般的なバス停と同じく、路線案内と時刻表があります。
見て楽しむ路面電車の車両
ちなみに車両には大きく分けて3つのタイプがあります。ちょっと足を止めて、街を行く電車を眺めるのも楽しいと思います。
1つは昔ながらの「ガシャン、ガシャン」と音を立てながら走るタイプのもの。
下の写真のデザインがよく走っていますが、スポンサー広告のデザインをそのまま車両に塗装したものもあります。

2つ目はちょっと近代的なデザインで、あまり音を立てずに走るタイプのものです。こちらもデザインはこれ以外にも様々です。
コンパクトな車両を2~3両編成にしてあります。走行時の音があまりせず、静かに走ります。

3つ目も新しいタイプでセントラムという呼ばれる2両編成の車両。こちらも走行時の音が静かなタイプ。

で、ここでピックアップしたいのが外見も車内もちょっとレトロな車両です。
最初に紹介した「ガシャン、ガシャン」と走るタイプのレトロ版です。
実際に「レトロ電車」という名前で、昭和40年製の車両をリニューアルしたものです。
土・日・祝日のみの運行という、ややレアな車両という一面も持ちます。
先ほどの路線案内の図にある、右側の緑色のライン「南富山駅前」行きで運行されています。

外観もクラシックな感じなのですが、車内に入るとタイムスリップした感覚に包まれます。分かりやすいのように一般的な車両の内部と比較しましょう。
下の写真が他の車両の内部。一般的なバスと同じ、という感じでしょうか。

こっちがレトロ電車。木製の椅子やテーブルがあり、つり革も木製の輪が下げられています。
何だかクラシックなアニメの世界に入ったような、テーマパークの電車にでも乗ったような、そんな素敵なひと時を感じることができます。

南富山駅前で降りるもよし、途中で降りるもよし。
南富山駅前まで行ったら、折り返しの電車に乗れます。
途中下車の場合は「中町(なかまち)」または「西町(にしちょう)」で降りると、他のページで紹介している「グランドプラザ前」の駅に徒歩2分くらいで行けます。
「グランドプラザ前」はこのブログで紹介している富山キラリ・元祖ブラックラーメン 大喜・地場もん屋 総本店・富山天然温泉 野乃など、いろんなところに近い目印と言えると思います。
以下の別の記事で紹介しています。
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