夫婦の秘密 ネタバレ感想/考察 4話 雅道の正体は黒岩涼介?

夫婦の秘密 ネタバレ感想/考察 4話 雅道の正体は黒岩涼介?

この記事は以下の内容を含みます。

  • あらすじ(ネタバレ少しあり)
  • 考察 複雑なドラマの相関図を整理(ネタバレかなりあり)
  • みんなの感想(ネタバレ少しあり)

ネタバレを含むため、ドラマをまだご覧になってない方にはおススメできません。

ご注意ください。

謎はまだたくさんあれど、いろいろと明らかになってややスッキリ感もあり気がします。

いっぽうで過去と思っていた回想シーンらしきものが、実は未来のことだったりと時系列がやや分かりづらい展開もチラホラと…

最初にあらすじの復習をして物語を「あ~そうそう」と思い出してみましょう。

もくじ

夫婦の秘密 ネタバレ感想/考察 4話 あらすじ

穂花が自宅に戻ると、母である渡辺清子がいた。

「また一緒に暮らしましょうよ」と不気味に語りかけてくる母親だったが、穂花はなんとか彼女を追い出す。

心が恐怖でいっぱいになる穂香を翠がお店の奥の部屋に招いて過ごすように計らう。

そんななか、穂花は彼女に自分の過去を語り始める。

夫婦の秘密 ネタバレ感想/考察 4話 相関図的考察

4話のドラマの相関図整理です。人物ごとの考察などを更新していきます。

夫婦の秘密 ネタバレ4話 相関図的考察 野山穂香 

本名が「渡辺穂花」みたいですね。母の名は「清子」。そして幼くして亡くなった弟は「聡」。

過去から逃れてようやく手に入れたはずの安らぎの場だったリリアスに、香子が来て、自宅には母親の渡辺清子まで来て…

手に入れた楽園に悪魔が次々と侵入してくるようなもので、こうなっては穂花が自宅にも店にも行くワケがないですね。

トドメと言わんばかりに雅道と朱音のキスまで見せられたら、もう穂花にはすがるもの・信じられるものが無くなってしまうでしょう。

しかも雅道には明かせない過去があるようです。

本当は別人なのかもしれない(後述します)。

いっぽうで、過去や母・清子から逃げ回っていている限り「場所を変えては、見つかる…」というループを繰り替えすだけで、穂花の未来は切り開けません。

まだ明確な結論は見えませんが、ひとつだけ可能性が高いのは「穂花は過去から逃げることをやめる」という結論にはなると思います。

根拠は2つ。蘭の語りとドラマの挿入歌です。

蘭は3話でこう語っています。

あの頃の彼女は、ウサギみたいに臆病だった

つまり過去形。「今は違う」という含みを感じます。

そして、挿入歌であるCHE’NELLE (シェネル)の「SOS」。

「SOS」はこのドラマ用に書き下ろされた曲です。

ドラマの内容も含んだものと仮定して聴くとちょっと含みのある歌詞に聞こえます。

♬ SOS 叫んで 抱えてる すべての声放って SOS 君が 信じてるほど 私は弱くないの

過去から逃げている限り、穂花は今後の人生を切り開いていくのは難しそうです。何かの区切りをつけなければいけない。

「穂花は抱えているものを吐き出して、強くなる」という今後の物語を、この歌詞は暗示しているのでは?と思います。

とりあえず予告編では2人が抱き合って泣いている様子があるので関係は修復しそうです。

ところでひとつだけ、引っかかっている事があります。

「穂花ちゃん…」と言った電話の主です。

母親なのかな~と思っていましたが、ふと「穂花ちゃん」と「ちゃん付け」で言っていたことが「あれ?」と。

そして、なんで特殊マイクを使ったような声になってるのか。

「穂花ちゃん」って呼ぶ人物って、実は雅道しかいないのですが…ちょっとアタマの片隅に置いておこうかなと。

4話までのまとめ

  • 演じる臼田あさ美さん本人さえ、どんな人物なのかつかめない 
  • 母は渡辺清子。弟の聡は穂香が13歳時に病気で他界。父は家を去った。
  • 母は弟の看病中も他界後も穂香を虐待。
  • 穂花は母から逃れるため15歳で家を出て働いたが、見つかっては連れ戻された。 
  • 雅道にはまだ母のことは言っていない。 
  • フラワーデザイナーを目指し、香子のアシスタントに抜擢されるも香子のパートナーだった小西孝行のレ●プ未遂に遭う。現場に遭遇した香子からは「誘ったのはアンタだ」と一方的に攻められ、恨まれる。

ちょっと元塾講師10年、ハトポッポの独り言…回想シーンに母親が「よくこんな成績取れたわね」と、穂花のテストの答案を持って叱るシーンがあります。
母の手も怒りでプルプル震えてます。
でもあの答案…よく見るとほとんど〇が付いているので、点数は良いはず。
ざっと見て85点以上は取れていそうな印象です。
さらに見ると中2の2学期の英語のテストです。しかも英作文問題もマルがついています。この実力なら英検4級もけっこう余裕で受かります。
英語がデキる子って、成績が悪いということは少ない傾向もあります。

穂花は中学時代、決して成績は悪くなかったことが、あの回想シーンからは想像できます。
それを「恥知らず!こっち来い!」と母が罵倒する。
高校は地域No.1校でないと受けさせない!大学は最低でもW稲田、K応でなきゃダメ、くらいの母親であることが、ここからも想像できそうです。

では雅道です。

夫婦の秘密 ネタバレ4話 相関図的考察 野山雅道

結論から言うと、「雅道」と「黒岩涼介」は人物自体がすり替えられている可能性を感じます。

つまり雅道の正体は「黒岩涼介」。もしそうなら、これは穂花には知られたくない事実。

根拠は3人がバスケをするシーンと最後のスタッフロール。

蒼太が「雅道!」と自分へのパスを促した相手は、私たちが「雅道」と思っている人とは違うほうでした(だったように見える)。

つまりあのバスケのシーンで、私たちが「黒岩涼介」と思っているあの人物が本物の「雅道(以下、黒岩涼介B)」。

で、黒岩涼介Bは過去の回想シーンにのみ登場し、現在には出てこないのも気になります。

黒岩涼介Bは もういない…?

それと、第1話で蒼太のスマホに「黒岩涼介」からの着信がありました。

この電話主は雅道(ホントの黒岩涼介)かもしれません。

もうひとつ、気になるのはフラッシュバックされる雅道の幼少期の記憶に出てくる両親らしき人物。

女性の方は母親で、黒岩悦子。男性はその愛人ではないかと思います。

スタッフロールに出てくる名前から推測すると、男性の名は「笹川剛毅」。雅道にビンタしたり、黒岩悦子から財布を奪う(?)ような記憶に出てくる人物です。

こう考えてくると雅道にとってのリリアス、そして穂花は彼の人生にとってのオアシスにも思えます。

不幸な家庭環境に育ち、そこから逃れるために別人物に成りすまし、ようやくたどり着いた穂香と言うオアシス。

こういった角度から見ると、彼にとって穂花は何に変えても、どんな手を使ってでも守り抜きたい人だというのも説明がつきやすくなる気がします。あくまで仮説ですが…

だから彼の行動は一貫して穂花を守ることにつながるはず。

香子にも「あなたの悲しみ、僕にも分けてください」と語り掛けていました。

雅道は「穂花が苦しんでも香子の悲しみは癒えない」という本質をよく分かっている。

前回まで、香子は何くわぬ顔で復讐を一歩ずつ進めようとしていました。

いったんは香子を遠ざけましたが、復讐エネルギーが消えたわけではない。

香子と距離を置くよりも、復讐エネルギーの源泉である彼女の「悲しみ」という芽を摘むことが穂香を守る策になることは間違いありません。

彼の行動が怪しげに見えても、目的が何かを観察していれば一貫性は見えると思います。

あと、朱音とキスをしてましたが、気になったのは彼の腕。

男が好きな女にキスをするときは、その体を抱き寄せます。雅道の手はポケットに突っ込んだままです。

不意打ち過ぎて反応できなかったように、見えなくもない。

ポイントは雅道よりも朱音の腹の底かなと。後述します。

話は変わって蒼太ですが、すべてを知っていそうな蒼太は雅道にとって脅威でもあるはず。

蒼太が「バラしてもいいんだぞ」と脅迫めいたことを言ったり、雅道が詰め寄るシーンも時折あります。

彼らの関係は一触即発にも見えます。

4話までの話まとめ

  • 実家が医者の家系という話は嘘っぽい。幸が薄い家庭の印象。
  • ●人か●体遺棄の過去があるっぽい ➡ かもしれない
  • 幼少期から家庭環境はあまり良くないっぽい
  • 左の肩~腕に虐待の痕跡らしきものがある
  • 正体は「黒岩涼介」であり、「黒岩涼介B」が本物の「雅道」。つまり「雅道」になりすましているのが現在の彼。
  • 蒼太にはこのことを知られている。つまり雅道の弱みを握られている。
  • 雅道と蒼太の関係は一触即発のような関係性をはらんでいる
  • 謎めいた行動は穂香への愛から発している。愛情が深い人物

夫婦の秘密 ネタバレ4話 相関図的考察 栗原蒼太

雅道から「俺たちだってそうだろう。過去から逃げてるだろう」と言われて何か考えてるような様子でした。

やはり気になるのは3人でバスケをしているシーン。

「雅道!」と声を掛けたら2人ともからの方向を見ましたが、あれはやはり「黒岩涼介B」に言ったように見えます。

あの声掛けは普通に考えると、ボールを持ってる相手に言ってるものだと思います。

予告編ですが「全部バラしてもいいんだぞ」と言ってます。

ポイントは「誰に」バラすのか。おそらく、穂花。

なぜ、バラすのか。想像できることは3つ。

1つ目は、穂花が情緒不安定すぎること。

逃げ回らねばならない過去が近づく度にワケの分からない感情をまき散らして行動もおかしくなる。

説明も「お互いの過去には踏み込まないって約束でしょ」では成り立たない。翠が言う「ままごと」そのもの。

蒼太でなくとも、雅道を大事にする友達であれば「コイツ今後の人生を共に歩む結婚相手としてどうなんだよ。離婚も選択肢だ。自分の人生のために」とアドバイスするのは当然だと思います。

雅道が一生懸命に穂花を守っても、穂花は雅道の身に何かが起こったときに引きこもっても不思議ではない。穂花は雅道をいざというときに身を挺して守ってはくれない。信頼関係が破綻するのは時間の問題…

と、思うのが普通。

2つ目は雅道を片思いしている蒼太の嫉妬心。

ドラマ的にはこっちのほうがドロドロ感を増す演出として面白いと思います。

3つ目は良心の呵責(かしゃく)

二人して過去から逃げているのであれば、その過去というのは良心の呵責から逃れられないレベルの可能性があります。もしかしてそれは、「黒岩涼介B」に関する可能性もあるかも。

4話まとめ

  • 雅道を片思いしているっぽい
  • 雅道のつらい過去を目にしてきている
  • 雅道を追いかけてきている?
  • 手紙をよこした人物の候補として、可能性はありそう
  • 雅道と知り合ったのは5年以上前なのでは?学生時代から知っていそう
  • 神戸出身で実家とは疎遠。10年近く帰省してない。
  • 雅道、黒岩涼介、蒼汰の3人は昔は仲間だった
  • 雅道と一緒にマズい過去から逃げている 
  • 雅道と蒼太の関係は一触即発の関係性をはらんでいる
  • 雅道を穂花から遠ざけたい思いがある?

夫婦の秘密 ネタバレ4話 相関図的考察 埋めてるシーンについて

前回と変化なしです。今回も歩き方の足運びが女性のように見えます。

  • 「3人目」は女性の可能性 
  • 足運びが女性にみられる歩き方 あの形態の着信音はちょっと注目かも
  • 埋めている2人はそれぞれの利き手が違うっぽい。一人は右利き。もう一人が左利き。

歩き方についてはコチラ

>>夫婦の秘密 ネタバレ感想/考察 ドラマ2話 もう少し人物の整理します

翠については1つだけ、疑問に残ったことがあります。

夫婦の秘密 ネタバレ4話 相関図的考察 上村翠

過去が明らかになりました。

夫にも義両親にも「子供の産めない嫁よりも、妊娠した愛人が大切。離婚しろ」と迫られたら恨んで当然とは思います。

クレプトマニアやら過食やらゴミ屋敷やらになっても不思議はなさそうです。

翠については2つ気になることが。

1つ目は、夫の事故は本当に「事故」なのか?何の事故なのか具体的に明かされていないのが少し気になるところ。

実は「人為的or意図的or計画的な事故」という可能性も捨てきれない気はします。

2つ目は、秘密を穂花に明かしたことで、穂花が誰かに漏らさないか、というリスクも背負いこんだこと。

秘密を明かすことでスッキリはするかもしれませんが、不安もつきまとうようになるはず。

4話までのまとめ

  • 夫がパリで浮気相手に妊娠までさせる。そして本人と義両親が妊娠できない翠に離婚を迫る。恨むにきまってる。
  • 離婚話は進まず、夫は事故に遭う。ホントに「事故」なのか?
  • いろいうろストレスためこんで、行動に表れている。
  • 穂花が翠の秘密を漏らさないか不安の種は抱えたことになる 

クレプトマニアについては以下の上村翠の部分をご参照ください。

>>夫婦の秘密 ネタバレ感想/考察 ドラマ2話 もう少し人物の整理します

そして元カノは香子じゃないか説のイケメンバリスタ。

夫婦の秘密 ネタバレ4話 相関図的考察 小野寺真白(山下幸輝)

翠の夫のことを知っているようです。

真白は漏らさない、という翠の厚い信頼を得ていることが伺えます。

朱音を怒鳴りつけるところを見ると、やはり真面目です。

4話まとめ

  • バリスタとして、非常に真面目
  • 一流のバリスタなのに、何らかの理由で郊外のカフェにいるのは、元カノの香子につきまとわれたて逃げてきたから?
  • 穂香のことが好き。雅道のことは、もちろん嫌い(恋敵としても、バリスタとしても)。

そして「幸福デストロイヤー」朱音。

夫婦の秘密 ネタバレ4話 相関図的考察 三枝朱音

人間に切られて寿命を縮められて最後には捨てられる切り花に共感。

彼女の過去と重なるのかもしれません。

そんな思いを共有できる雅道を見つけてリリアスで働くことを決めたようです。

翠が言っていた、朱音がリリアスを離れない目的は雅道のようです。

ついでに幸せそうな穂花を破壊しようとする願望も満たせます。

不幸な生い立ちという点では雅道と共通しますが、幸せそうなものを見たときの感情の動き方が異なりますね。

もしも朱音が水無瀬蘭の姿を見たら、落ちぶれたアーティストの娘だな、と話のタネにするでしょう。

そういう女性に雅道は惹かれるのか、という見方をすれば少し先が読めそうな気はします。

3話までまとめ

  • 事情を知りながら野上夫妻の写真をSNSで無断にアップ
  • リリアスのSNSも担当
  • 人の幸せを見ると壊したくなる性癖がある
  • 穂香のガードを下げて「雅道狩り」を虎視眈々と狙う
  • 人の不幸は蜜の味
  • 両親とは縁を切っている 
  • 人間に切られて寿命を縮められて最後には捨てられる切り花に共感 
  • 同じ思いを持つ雅道が欲しくてリリアスに来た 
  • 幸せそうな穂花を破壊したい

そして穂香への怒りの炎が収まらない香子。

夫婦の秘密 ネタバレ4話 相関図的考察 水無瀬香子

「小西さえいてくれれば…」という言葉から、彼が影響力を持つ人物であったことは察することができます。

レ●プしたい欲求が抑えられないくらい、小西の心を強烈に引き寄せた穂花をどうしても許せないことがひしひしと伝わってきます。

まだ復讐のチャンスを虎視眈々と狙ってそうです。

でも雅道に言われたことが意外と図星かも。

「妻が苦しめばあなたの悲しみは消えてなくなりますか?誰かと分かち合って少しでも減らす努力をしてみませんか?」

真っ当な言葉すぎて迫力に押されている感じすらしました。

やっぱりやさしい雅道に惹かれるという展開はありそうな気がします。

4話までのまとめ

  • 小西がレ●プしたいくらいに魅力的だった穂香を逆恨みしている。かなり粘着気味。
  • リリアスの太客となったのは、穂香への復讐のため。
  • 男運がない。真白のストーカーになったり、男に対しても粘着気質
  • 小西さえいてくれれば…という思いをまだ抱いている
  • うつ病で抗うつ剤の摂取と、心理療法を受けている
  • ドラマビジュアルの「手」は香子? 

そしてそんな香子を母に持つ蘭は、心が不安定みたいですね。

夫婦の秘密 ネタバレ4話 相関図的考察 水無瀬蘭

あまり大きな変化はありません。

花束を買っていましたが、「自分用」のようでした。

母の指示でなく、自分の意志でリリアスを訪れたのはこれが初めてではないでしょうか?

雅道と話をしたくてリリアスに行ったのかもしれません。

サボテンのお話を聞けてよかったね!

4話までのまとめ

  • 雅道に感じる共感は、複雑な家庭環境によるもの?
  • リリアスからもルルドからも人がいなくなる終焉を知っている
  • 一部始終に対して、恨みと愛という複雑な感情を抱いている
  • 母がうつ病か何かで薬を飲んでいることを知っている 
  • 雅道が心の支えとなっている

つぎに4話の感想を拾っていきます。

夫婦の秘密 ネタバレ4話 みんなの感想

旦那が埋められてなかったので「あれ誰?」はまだまだ引っ張りそうです。

回想多いので回想なのか現在なのか分からないところもちょいちょいありますね。

結局はココですね

今回は以上です!

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